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井波町物産展示館 (旧井波駅舎)

井波町物産展示館 (旧井波駅舎)

富山県南砺市、日本遺産「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」の町らしい、寺院風の建物で、登録有形文化財に登録されているのが、加越能鉄道加越線・井波駅跡。駅舎は昭和52年に東側へ移転改修され井波町物産展示館として再生されています。

木彫刻美術館・井波の玄関口らしい駅舎

井波駅は、大正4年7月21日、砺波鉄道・福野駅〜青島町駅(後の庄川町駅)間開通で開業した歴史ある駅で、往時には庄川のダム建設のための資材運搬にも活用された路線です。

昭和7年、井波駅から富山紡績井波工場への専用線が敷かれるなど、往時には活気を呈した駅で、現存する駅舎は、昭和9年11月11日の完成。
飛騨から運ばれた総ヒノキ造りで、間口9間半(17.1m)、奥行3間半(6.3m)。
井波彫刻を活かし、中央に楼閣と千鳥破風を持つ複雑な屋根、千鳥破風の拝みに懸魚(けんぎょ)が下がり、楼閣隅木には風鐸(ふうたく)があるなど仏閣風の意匠に特徴がある木造建築となっています(日本遺産「宮大工の鑿一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」の構成文化財)。

昭和26年3月10日には国鉄バス・金福線(福光駅〜井波駅前駅間)も開業。
現在は加越能バスに引き継がれ、井波〜福光駅前〜金沢駅西口を1時間15分で結んでいます。

加越能鉄道加越線の廃線跡はサイクリングロード(富山県道370号富山庄川小矢部自転車道線)に転用されています。

井波町物産展示館 (旧井波駅舎)
名称 井波町物産展示館 (旧井波駅舎)/いなみまちぶっさんてんじかん(きゅういなみえきしゃ)
所在地 富山県南砺市北川86
電車・バスで JR福野駅から南砺市営バスで24分、井波下車、徒歩1分
ドライブで 東海北陸自動車道南砺スマートICから約7km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 南砺市教育委員会文化課 TEL:0763-23-2014
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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