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煙樹海岸(煙樹ヶ浜)

煙樹海岸(煙樹ヶ浜)

和歌山県日高郡美浜町、日高川の河口から日ノ岬(日ノ御埼)に向かって約6kmにわたる白砂の海岸が煙樹海岸(煙樹ヶ浜)で、煙樹海岸県立自然公園に指定されています。全長4.6km、幅500mの近畿地方最大規模という雄大な松林は、初代紀州藩主・徳川頼宜(とくがわ よりのぶ)が防潮林として保護した歴史あるもの。日本の白砂青松100選に選定。

海を眺めると波頭が煙って見えるから「煙樹」

江戸時代には御留山(おとめやま)と呼ばれ、落下した松葉はかまどの焚き付けなどに利用されていました。
松林越しに海を眺めると波頭が煙って見えることが煙樹の名の由来で、大正時代に水墨画家・近藤浩一路(こんどうこういちろ)の命名(命名以前は日高浜という名称でした)。
松林は、保健保安林として保護され、遊歩道やベンチも整備されています。

弓なりの海岸線の先には、紀伊半島最西端の日ノ岬(日ノ御埼)を望む風光明媚な土地で、松林の中には煙樹海岸キャンプ場も整備され、ゴールデンウィークと夏休み期間にオープン。
ただし、水深が深く潮流が速いため遊泳禁止となっているので、注意が必要。

ちなみに、毎年数百本がマツクイムシにやられてしまうそうで、美しい松林を残すために美浜町では不断の維持管理、植栽が行なわれています。

名称 煙樹海岸(煙樹ヶ浜)/えんじゅかいがん(えんじゅがはま)
所在地 和歌山県日高郡美浜町和田
関連HP 美浜町公式ホームページ
電車・バスで JR御坊駅からタクシーで10分
ドライブで 阪和自動車道御坊IC、または、御坊南ICから約15km
駐車場 潮騒かおる煙樹ヶ浜憩いの広場駐車場(13台/無料)、煙樹海岸キャンプ場駐車場(90台/有料)
問い合わせ 美浜町役場産業建設課 TEL:0738-23-4951
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日ノ岬(日ノ御埼)

紀伊水道を内海と太平洋の外海とに分ける岬が、和歌山県日高町と美浜町の境に位置する日ノ岬(日ノ御埼)。和歌山県道187号(日の岬公園線)が岬先端部に整備された旧日の岬パーク(平成27年閉鎖)まで伸びています。半島の東の付け根にある三尾集落は、

 

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