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白崎海岸

白崎海岸

入り組んだリアス式の海岸線に天然の良港が多い由良湾(和歌山県由良町)。そんな由良で真っ白な石灰岩の露頭に、周囲をすっぽりと覆い尽くされた摩訶不思議な景観が広がるのが、白崎海岸(白崎海洋公園)。古くは『万葉集』にも歌われた景勝地で、かつては石灰岩の採掘場だったという。「日本の渚百選」「日本の夕日百選」に選定。

フォトジェニックな風景は写真映えすると注目

巨大な立巖(たてご)が海に屹立し、「日本のエーゲ海」とも例えられる白崎海岸(白崎海洋公園)。
白崎は岬全体が長径600mにも及ぶ真っ白な石灰岩で形成されるという日本国内では異色の地。

2億5000万年前(古生代ペルム紀)に誕生したという石灰岩の海岸です。
2億5000万年前以上前につくられたサンゴ礁が、プレート移動によって日本列島に押し付けられて誕生したのが白崎の石灰岩というわけで、エーゲ海を思わせる景観は、ダイナミックな地球の動きで誕生したもの。

かつてはセメントなどの原料となる石灰石鉱山でしたが、その跡地が白崎海洋公園として整備され、高台には展望台も設置。
またダイビング施設やオートキャンプ場(「区画サイト」と「日帰りサイト」を用意)、5名〜14名収容のログハウス、コンテナハウスなどの施設も完備しています。

主要地方道御坊由良線沿いには道の駅「白崎海洋公園」もあり、みやげの購入や食事が可能。

海沿いを歩く30〜60分の遊歩道も整備。
フズリナやウミユリなどの化石を観察しますが、どこで何が観察できるかは道の駅「白崎海洋公園」2階のシェルズギャラリーで解説しています。
海岸の洞窟は人間魚雷回天の軌道として利用されようとしていたとの話も。

ちなみに淡路島の水仙は、由良の興国寺の水仙が流れ着いたといわれていますが、白崎遠見番所跡のある番所山一帯は10万株もの水仙の群生地になっています。
開花は例年12月中旬~3月上旬頃。
つまりは一帯の水仙が、淡路へと流れた!?

白崎海岸
名称 白崎海岸/しらさきかいがん
Shirasaki Beach(Shirasaki Ocean Park)
所在地 和歌山県日高郡由良町大引
関連HP 白崎海洋公園ホームページ
電車・バスで JR紀伊由良駅からタクシー15分、または中紀バス白崎方面行きで25分、白崎下車、徒歩20分
ドライブで 湯浅御坊道路広川ICから約15km
駐車場 道の駅白崎海洋公園(188台/無料)
問い合わせ 白崎海洋公園 TEL:0738-65-0125
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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