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観海閣

観海閣

和歌山県和歌山市にある景勝・和歌浦(わかのうら)・妹背山(いもせやま)に初代和歌山藩主・徳川頼宣(とくがわよりのぶ)が慶安年間(1648年~1652年)に建立した風雅な木造の水上桜閣が観海閣(かんかいかく)。和歌川河口に浮かぶ小島、妹背山は、相模・江ノ島、近江・竹生島、安芸・厳島と並ぶ水辺の景勝地です。

徳川頼宣が建立した紀三井寺の拝殿

玉津島神社(たまつしまじんじゃ)・鹽竃神社(しおがまじんじゃ)から海に架けられた三断橋を渡ると和歌浦湾に浮かぶ小島、妹背山。

徳川頼宣(徳川家康の十男)は、母・養珠院(徳川家康の側室・お万)の没後、菩提(ぼだい)のために妹背山を整備、多宝塔、拝殿、唐門を建て、その護持のため日蓮宗・海禅院を創建。
その伽藍(がらん)のひとつが観海閣。
妹背山を整備した慶安年間に架橋された三断橋は中国杭州の西湖六橋を模して架けられた石橋で、和歌山県内最古の石橋となっています。

観海閣は、対岸の名草山にある紀三井寺を遙拝できるように建てられている点にも注目を。

創建当時の観海閣は昭和36年に第二室戸台風で流出。
現在の建物はコンクリート製で再建されたものです。

三断橋と妹背山は、和歌山県の文化財、国の名勝にもなっています。

名称 観海閣/かんかいかく
所在地 和歌山県和歌山市和歌浦中3-4-28
関連HP 和歌山市公式ホームページ
電車・バスで JR和歌山駅・南海和歌山市駅からバスで玉津島神社前下車すぐ
ドライブで 阪和自動車道海南東ICから約9km。または、和歌山ICから約10km
駐車場 玉津島神社駐車場(50台/無料)
問い合わせ 和歌山市観光課 TEL:073-435-1234
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

紀三井寺

和歌山市紀三井寺の熊野街道沿い、名草山の中腹に位置する救世観音宗総本山の紀三井寺。寺の正式名は紀三井山金剛宝寺護国院(きみいさんこんごうほうじごこくいん)。宝亀元年(770年)、唐の僧・為光が開山。紀三井寺という名前は、寺の境内に吉祥水、楊

海禅院

和歌山県和歌山市、国の名勝・和歌浦(わかのうら)に浮かぶ小島、妹背山(いもせやま)にある日蓮宗の寺、海禅院。慶安2年(1649年)、徳川家康の三十三回忌の際、養珠院(徳川家康の側室・お万の方=和歌山藩初代藩主・徳川頼宣の母)が、和歌浦に浮か

観海閣

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