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高野山 壇上伽藍・大会堂

高野山 壇上伽藍・大会堂

高野山の中心伽藍で、空海創建時の伽藍配置の名残を留める壇上伽藍(だんじょうがらん)。蛇腹道から壇上伽藍に入ると、東塔が出迎えてくれますが、その奥に三昧堂、大会堂(だいえどう)が続き、さらに愛染堂、根本中堂が建っています。大会堂は、鳥羽上皇を祀るために、その娘・五辻斎院(いつつじのさいいん)の発願で建立されたもの。

鳥羽上皇の追善のために創建された蓮華乗院が前身

平安時代の中期以降、高野山浄土の思想が都にも普及し、白河上皇、鳥羽上皇は高野山に参詣しています。
天治元年(1124年)10月に鳥羽上皇、大治2年(1127年)11月には白河上皇、鳥羽上皇の両上皇の御幸があって、高野山は霊場としての地位を確立しています。

院政を敷いて我が世の春を謳歌した鳥羽上皇は、保元元年7月2日(1156年7月20日)没。
頌子内親王(しょうしないしんのう=五辻斎院)は、春日局との間に生まれた皇女。
安元元年(1175年)、父・鳥羽上皇の追善供養のため、母・春日局とともに願主となり、長日不断の談義所(学堂)として、さらには鳥羽上皇らの菩提を弔う場所として、西行法師の奉行で高野山に蓮華乗院(れんげじょういん)を創建しています。

その後、壇上伽藍で大法会が催される際、大人数を収容できるための集会所として大会堂と称するようになりました。
本尊は阿弥陀如来で脇侍に勢至菩薩(せいしぼさつ)と観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)が祀られています。

高野山 壇上伽藍・大会堂 DATA

名称 高野山 壇上伽藍・大会堂/こうやさん だんじょうがらん・だいえどう
所在地 和歌山県伊都郡高野町高野山152
関連HP 金剛峯寺公式ホームページ
電車・バスで 南海高野線高野山駅から南海りんかんバス奥の院前行きで11分、千手院橋下車
ドライブで 京奈和自動車道紀北かつらぎICから約23km
駐車場 中門前駐車場(18台)・霊宝館前駐車場(18台)・金剛峯寺第2駐車場(72台)・金剛峯寺前駐車場(39台)/無料
問い合わせ TEL:0736-56-2011/FAX:0736-56-4640
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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