和歌山県西牟婁郡白浜町安居、日置川(ひきがわ)の渡し船を復興させたのが、安居の渡し(あごのわたし)。田辺と那智勝浦を結ぶ熊野古道・大辺路(くまのこどう・おおへち)の途上で、唯一、舟で川を渡るのがこの安居の渡しです。
安居の渡し保存会への電話予約で運航
熊野古道大辺路の富田坂を下った安居集落から日置川を渡って仏坂へと入る渡し船が、安居の渡し。
大辺路の要所として発展したため、旧日置川町では最初に郵便局が置かれるなど、往時にはまさに交通の要衝でした。
富田坂と仏坂、ふたつの坂道の間の渡船は、「安居の渡し保存会」が平成17年10月、50年ぶりに復活させたもの。
今は30mほどの川幅ですが、以前は80mほどもあったといい、昭和初期まで平田船で運航していました(富田坂の峠の茶屋も大正8年に廃業)。
利用日の3日前までに安居の渡し保存会への電話予約で、運航(有料/利用日時、代表者名、人数などを連絡/運航時間は9:00〜15:00)。
渡し船で日置川を渡った仏坂には畳道が整備され、古道歩きを楽しむことができます。
安居の渡しを利用しない場合は、下流の口ヶ谷橋を渡るルートが、現在の古道歩きの迂回路です。
画像協力/和歌山県観光連盟
安居の渡し | |
名称 | 安居の渡し/あごのわたし |
所在地 | 和歌山県西牟婁郡白浜町安居 |
関連HP | 白浜町公式ホームページ |
ドライブで | 紀勢自動車道日置川ICから約8km |
問い合わせ | 安居の渡し保存会 TEL:080-2569-2288 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag