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【知られざる日本の奇観】アーケード商店街を電車が横切る!

香川県高松市、四国の玄関港・高松港近くにある片原町商店街は、高松の市街地中心部にあるアーケード商店街(高松中央商店街)のひとつ。フェリー通りを挟んで西部、東部に分かれていますが、片原町東部商店街は、高松琴平電気鉄道(ことでん)琴平線がアーケードを分断するように通り抜けています。

電車の線路でアーケードが分断

高松中央商店街のアーケードは、全長で2.7kmあり、総延長では日本一を誇っていますが、電車の線路でアーケードが分断されるのは、まさに奇観。
高松城の外堀を埋めた時に、片側が町、もう片側が原っぱだったことが片原町という名の由来。
商店街も江戸時代まで遡るという歴史を誇り、片原町西部商店街にある高松三越も昭和6年開業です。
往時は映画館なども建ち並び、繁華街として賑いを見せました。

高松琴平電気鉄道琴平線の終点、高松築港から、営業キロでわずか0.9kmの場所に片原町駅がありますが、フェリーターミナル・高速船ターミナル(高松港旅客ターミナルビル)からも徒歩圏内です。

アーケイド街を分断する踏切には、琴平線と長尾線の電車両方が通過するので、本数も多く、鉄道ファンにはたまらない空間となっています。

高松琴平電気鉄道は、大正13年7月28日、前身となる琴平電鉄設立時から四国の玄関・高松港(高松築港)までの乗り入れを計画していましたが、高松空襲で市街地が焼け野原となり、築港を結んだ市内線も休止したことで、昭和23年2月18日、築港線の片原町駅〜琴電高松駅(現在の瓦町駅)間を開業、このときに片原町駅と踏切が誕生しています(12月26日に築港まで延伸)。

踏切を渡る際には線路の幅が広いことにも注目を。
高松琴平電気鉄道の軌間は1435mm(標準軌)です。

【知られざる日本の奇観】アーケード商店街を電車が横切る!
所在地 香川県高松市通町
電車・バスで 高松琴平電気鉄道片原町駅から徒歩1分
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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