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【昭和レトロの旅】野岩鉄道で現役! 東武の懐かしい「快速用6050系」に乗車

野岩鉄道会津鬼怒川線(新藤原駅〜会津高原尾瀬口駅、昭和61年10月9日開業)を控え、東武鬼怒川線からの直通乗り入れ用に登場したのが、2ドアセミクロスシートの東武6050系電車。東武日光線では浅草と日光を結ぶ快速列車としても運用されましたが、現在現役で活躍するのは、野岩鉄道だけとなっています。

6050系は野岩鉄道で運用されるのが唯一

座席配置はドア間固定クロスシート、車端・戸袋部ロングシートのセミクロスシートで、有料の東武特急を使わない場合に、日光や鬼怒川などにクロスシートで旅できる点で、ハイカーや、ファミリーにも好評でした。
ボックスシートの座席間隔も1525mmあり、折りたたみ式テーブルが設置され、国鉄時代の急行列車並みの設備を誇っていました。
長距離運用が前提で、「尾瀬夜行」などの夜行列車での使用も想定されていたのため、和式ながらトイレが設置され、東武の顔のひとつにもなっていました。

6050系のうち6177F・6178Fは、「スカイツリートレイン」に改造されましたが、東武線で運用される6050系はなく、東武鉄道南栗橋車両管区新栃木出張所に配属されて、野岩鉄道のみで運用されています。

しかも野岩鉄道で唯一の6050系(2両編成)は、クラウドファンディングを利用し、61103号車を畳席、掘りごたつ席、運転台席を備えた「やがぴぃカー」に改造。
畳席、椅子席が利用できる座席整理券のほか、掘りごたつ席、運転台席利用の場合にはそれぞれの利用料金が必要です。
ドア付近の椅子席については、従来のものを8人分残置され、往年の姿を残しています。

連結相手である62103号車では、トイレを洋式にリニューアル。
従来のボックスシートを残しており、こちらは乗車券のみで乗車できます。
昭和レトロな東武快速の気分を味わうなら、62103号車のボックス席がおすすめです。

昭和レトロなボックスシート(お見合い席)
【昭和レトロの旅】野岩鉄道で現役! 東武の懐かしい「快速用6050系」に乗車
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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