無料で利用可能なカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」（iOS版、Android版）が意外に便利です。実際にどう便利なのか、追加費用が必要なケースは何なのかなど、その使い勝手を検証してみました。車のディスプレイに表示することも可能で非常に便利ですが、通信量が軽いながらも通信料がかかることをお忘れなく。
メリット1：最新の地図が利用できる
「Yahoo!カーナビ」に搭載されている地図は、2019年10月〜デジタル地図開発のリーディングカンパニーともいえるマップボックス・ジャパンの地図を利用しています。
つまりアップデートされた最新の地図を利用できるわけで、レンタカーや自家用車に搭載されるカーナビの地図が最新の地図に更新されていなければ、地図の鮮度では、「Yahoo!カーナビ」に軍配が上がるのです。
新しい道が地図に反映されておらず、カーナビ上道がないところを走ったり、逆に立ち寄りたかったコンビニやガソリンスタンドが消えていたなんて経験は誰しも有しているはずです。
スマホの地図画面の現在地に表示されるコンパス部分をタップすることで、ことで、2D表示（真俯瞰の地図表示）から3D表示に切り替えることも可能。
この切り替えで高性能で美しい3D地図も利用できるのです。
通信料がかかるとはいえ、通常のカーナビのデータ更新となると無料期間終了後は最低でも1万円はかかるので、「Yahoo!カーナビ」の通信量は平均して1時間で50Mほど（20MB～60MB）なので、かえって得といえるかもしれません。
ただし、常に通信環境が必要なので電波が届かない山間部ではリルート（経路再探索）などの機能は使えません。
山間部でも地図キャッシュ（保存された地図データ）とGPSで基本的なナビゲーションは可能です（設定ルートを外れるとリルートは不可能ですが、設定ルートはナビゲーションされます／ルートを外れた場合でも元の道に戻れば案内再開）。
メリット2：見やすい地図にカーナビ機能を搭載
カーナビの機能で便利なのが右左折時のレーンの表示。
「Yahoo!カーナビ」では、右左折する場所をルート線上の吹き出しで表示し、さらに右左折のある交差点では自動でズームインしたり、長らく道なりの場合はルートが見通せるようにズームアウトするなど走行中の地図の縮尺についての自動調整が入るので、スマホを車内に固定しておいても、問題なく使えるのです。
また、もともとデジタル地図開発の会社の地図なので、デジタルに特化し、道路がより見やすくなるよう色合いが調整されており、見やすさも大きなメリット。
視認性の高い地図というのはスマホの画面では死活問題ですが、それを見事にクリアしています。
3D表示機能ではランドマークを立体的に表示し、現実に近い視覚情報を得ることができます。
メリット3：カーナビ機能が充実している
「Yahoo!カーナビ」では広い道を優先的に案内する仕組み。
狭い国道よりも広い県道という具合に「道幅も考慮したルート選択」という賢い機能で、慣れない場所でも安心して運転できます。
とくにファミリーなどで、旅のネックとなるのは渋滞情報や、通行止め区間ですは、「Yahoo!カーナビ」では所要時間を加味した最適なルートを自動で案内してくれるのです。
さらに自身では安全運転を心がけているつもりでも、実際には助手席や後部座席の人は「運転が荒い」と感じているのかもしれません。
「ドライブ記録」で、これまで走行した総距離や、安全運転度をスコア（得点）化してくれるので、安全運転が可視化されるというメリットもあります。
忘れがちな車検情報や車のメンテナンス記録、緊急連絡先などを保存できるのもスマホのアプリならではの機能。
メリット4：キャラクターの音声案内でドライブが楽しめる
月額550円（税込み）、年額5500円（税込み）でキャラクターによる音声案内が楽しめる「推しドラ」機能を搭載。
人気TVアニメ『ケロロ軍曹』のケロロ軍曹（声・日向冬樹）が音声案内・自車アイコンに登場し、目的地までのナビゲーションをサポート、「キャラクターと一緒にドライブをしているような雰囲気」を味わうことができます。
このキャラクターは随時追加、変更がありますが、利用の際だけ月額料金を支払うということも可能です。
ほかにもある！ 人気の機能
- 自動更新でいつでも最新の地図が利用可能
（新規開通した道も素早くルートに反映、地図アップデートの必要がありません） - ナビ利用中、固定式オービスが近づくと音声でお知らせ
- 災害時もいち早く交通規制に対応してくれる
- 高速道路の分岐は一目でわかるイラスト表示
- 曲がるタイミングがわかりにくい入り組んだ交差点は丁寧な音声でガイド
- 一時停止などの標識やオービスを、アイコンと音声で告知
- 駐車位置を保存できる
（広い駐車場で自分の車まで迷うこともありません） - トンネル内も案内を継続
（電波の届かないトンネル内でも独自のシステムで案内を継続） - 自宅や職場、レンタカーの貸し出し店舗を登録すれば、1タップ呼び出し
- よく行く場所、旅の目的地の登録も可能
- 駐車場の満車・空車を表示
- ガソリンスタンド検索で、ガソリン価格を表示
- 「ねえ、Yahoo!」と声をかければ・・・
（さまざまな要望に応えてくれます） - 目的地を設定するには、「音声検索」も利用可能
- 通信料を節約
（一度表示した地図は保存されるため、よく通る道は通信量を節約しながら案内） - スマートフォンと車をつなぐApple CarPlay、Android Autoに対応
（車載ディスプレイの大きさはそのままに、車と連係したYahoo!カーナビの機能）
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