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悪縁を絶ち、良縁を結ぶ! 安井金比羅宮の「縁切り縁結び碑(いし)」に注目!

縁切り縁結び碑


恋愛運アップのパワースポットとして有名なのが京都市東山区にある安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)。「縁切り神社」と呼ばれていますが、注目は巨石の亀裂(穴)をくぐり抜けて縁切り、縁結びを願う「縁切り縁結び碑(いし)」で、「御祈願は終日可能」なので人目をはばかる場合は夜でもOK。

祭神の崇徳天皇ゆかりの断ち物の祈願所

安井金比羅宮の主祭神は、崇徳天皇(すとくてんのう)。
安井金比羅宮の建つ地は、もともと藤原鎌足(ふじわらのかまたり)が藤原家一門の繁栄を祈願して創建した藤寺があった地で、崇徳天皇も藤寺に、寵愛している阿波内侍を住まわせ、植栽された藤を愛でに訪れていました。

崇徳天皇は、上皇時代の保元元年(1156年)、保元の乱(ほうげんのらん=朝廷が後白河天皇方と崇徳上皇方に分かれた内戦で、武家政権へ繋がるきっかけになった宮中の内乱)に敗れ、讃岐(現・香川県)に配流され、二度と京の地を踏むことはなく、46歳で崩御しています(暗殺説もあります)。

阿波内侍は出家して尼になり、崇徳上皇の自筆の尊影を藤寺観音堂に祀り、その後、崇徳上皇の祟(たたり)を恐れた後白河法皇は、崇徳上皇を祀る光明院観勝寺が建立、それが安井金比羅宮の前身になっています。

平安時代には菅原道真同様に、崇徳上皇も配流先で無念の死を遂げ、後に政情不安が続いたため怨霊のせいという話が都に流布したのです。

崇徳上皇は讃岐の象頭山松尾寺金光院(現・金刀比羅宮)で一切の欲を断ち切って参籠したため、光明院観勝寺(安井金比羅宮)は、断ち物の祈願所として信仰されたのです。

「人々が御自身のような悲しい境遇にあわぬよう、幸せな男女のえにしを妨げる全ての悪縁を絶切って下さいます。男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、全ての悪縁を切っていただいて、良縁に結ばれて下さい」(安井金比羅宮)というありがたい御神徳ということに。

本殿前にある「縁切り縁結び碑」は、高さ1.5m、幅3mの巨岩で、人が通り抜けれる程度の穴が空いています。
中央の亀裂を通して神の力が円形の穴に注がれているので、穴をくぐり抜けることで願いが叶うのだとか。

「縁切り縁結び碑」ご祈願の作法

悪縁を絶ち、良縁を結ぶ! 安井金比羅宮の「縁切り縁結び碑(いし)」に注目!
所在地 京都府京都市東山区下弁天町70
場所 安井金比羅宮縁切り縁結び碑
関連HP 安井金比羅宮公式ホームページ
電車・バスで 京阪本線祇園四条駅から徒歩10分、阪急京都線河原町駅から徒歩15分
ドライブで 名神高速道路京都東ICから約7km
問い合わせ 安井金比羅宮 TEL:075-561-5127/FAX:075-532-2036
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

安井金比羅宮

京都府京都市東山区下弁天町、祇園甲部歌舞練場の南側に鎮座するのが、安井金比羅宮。悪縁を切り、良縁を結ぶ神社として全国的に名高い社で、主祭神・崇徳上皇が、配流先の讃岐の金毘羅大権現で一切の欲を断ち切って参籠したことから、断ち物の祈願所(縁切り

 

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