山形県鶴岡市の加茂港、荒埼灯台近くに建つクラゲの展示で名高い水族館が鶴岡市立加茂水族館。地元・庄内を中心とした、淡水魚や海水魚など水生生物約200種が集められた山形県内唯一の水族館。必見は常時60種以上のクラゲが展示されている「クラネタリウム」で、クラゲドリーム館の愛称も。
北前船、北洋漁業で栄えた加茂に建つ「クラゲドリーム館」
平成9年にサンゴ水槽のなかに泳ぎだしたクラゲの赤ちゃんをきっかけに、クラゲの展示を売り物に、今では世界一のクラゲの水族館にまで成長しています。
飼育繁殖に世界で初めて成功したスナイロクラゲや庄内浜に多量に発生するミズクラゲなど、さまざまなクラゲが浮遊する光景は幻想的。
直径5mの水槽「クラゲドリームシアター」に浮遊する1万匹のミズクラゲは必見です。
クラゲの不思議を紹介する「クラゲのおはなし」、アシカ、アザラシなど鰭脚類(ひれあしるい)を解説する「ひれあしの時間」、アシカ、アザラシと記念写真が撮影できる「ひれあしフォト」などの催し物もあるので、入館したらまずはその時間の確認を。
レストラン「魚匠ダイニング沖海月(おきみづき)」では、クラゲラーメンやクラゲ定食などのクラゲグルメも人気。
軽食の「御休処 波の華」ではクラゲアイスやクラゲソフトが注目です。
ショップ「海月灯り(つきあかり)」でも、クラゲが入ったおまんじゅうやようかん、クラゲのぬいぐるみ、クラゲデザインの文具、ネクタイなど、クラゲグッズが並び、まさに「クラゲドリーム館」といわれるゆえん。
「お泊り水族館 in かもすい」などのイベントも随時開催されています。
ちなみに水族館の建つ加茂地区は、鶴ヶ岡城の玄関港で、往時には北前船の回船問屋が34軒も建ち並ぶ港町。
「石名坂家住宅主屋・蔵」、浄禅寺など北前船の繁栄を偲ぶ遺構も多く、鶴岡市の各遺構は日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」の構成資産にもなっています。
鶴岡市立加茂水族館 | |
名称 | 鶴岡市立加茂水族館/つるおかしりつかもすいぞくかん |
所在地 | 山形県鶴岡市今泉大久保656 |
関連HP | 鶴岡市立加茂水族館公式ホームページ |
電車・バスで | JR鶴岡駅から庄内交通バス加茂経由・湯野浜温泉行きで約30分、加茂石野屋下車、徒歩10分 |
ドライブで | 山形自動車道鶴岡ICから約9.5km |
駐車場 | 300台/無料 |
問い合わせ | 鶴岡市立加茂水族館 TEL:0235-33-3036/FAX:0235-33-1129 |
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