昭和27年に大ヒットした『雪の降るまちを』(作詞:内村直也、作曲:中田喜直)。作曲した中田喜直が曲を作るに際し、知人・菅原喜兵衛の住む山形県鶴岡市で見た雪景色をこのメロディを紡いだと伝えられ、鶴岡公園疎林広場には『雪の降るまちを』発想の地モニュメントが立てられています。
昭和27年冬、鶴岡で『雪の降るまちを』誕生
鶴岡市では毎年冬場に『鶴岡冬まつり 鶴岡音楽祭』が行なわれていますが、そのフィナーレでは、舞台・客席含め、会場全員が参加して『雪の降るまちを』を合唱しています」。
作曲者である中田喜直の存命中は(平成12年5月3日没)、本人が鶴岡に出向いて指揮していました。
昭和27年は前年から大雪の年で、学園歌発表のため夜遅く鶴岡駅に到着した中田喜直は、出迎えの菅原喜兵衛(すがわらきへえ)の馬そりに乗って菅原宅へと向かいました。
雲の合い間で上弦の月が輝き、遠くには月山を眺めるという美しい夜でした。
月の光の中からハラハラと舞い落ちてくる雪の花びら・・・、こうした光景が名曲『雪の降るまちを』を生んだのでした。
鶴岡公園内の『雪の降るまちを』発想の地モニュメントのほか、鶴岡駅前のロータリーにも『雪の降るまちを』記念碑が立っています。
『雪の降るまちを』発想の地モニュメント | |
名称 | 『雪の降るまちを』発想の地モニュメント/『ゆきのふるまちを』はっそうのちもにゅめんと |
所在地 | 山形県鶴岡市馬場町 |
電車・バスで | JR鶴岡駅から庄内交通バス市内循環Aコースで10分、市役所前下車、すぐ |
ドライブで | 山形自動車道鶴岡ICから約3.5km |
駐車場 | 鶴岡公園駐車場(150台/無料) |
問い合わせ | 山形県鶴岡市観光連盟 TEL:0235-25-2111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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