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関山大滝

山形県東根市関山を流れる最上川の支流、乱川(みだれがわ)に懸かる落差10m、幅15mの豪快な滝が関山大滝(せきやまおおたき)。仙台市と山形市を結ぶ国道48号が乱川沿って走るので、アプローチも簡単。駐車場(トイレ)があるほか、「大滝ドライブイン 泉や」が営業し、窓際の席なら滝を眺めながらの食事が可能。

仙台と山形を結ぶ関山街道沿いの名瀑

階段を下り、赤い橋を渡って滝壺近くから滝を見上げることも可能。
イワナの姿を見ることもできる清流です(ドライブインでイワナを味わうことも可能)。
近くには、山形県天然記念物指定の巨木「大カツラ」が立っています。

明治26年夏、正岡子規は1ヶ月あまり東北を旅し、8月6日、関山大滝に寄り、「すゝしさを 砕けてちるか 瀧の玉」と歌っています。

山形県の初代県令・三島通庸 (みしまみちつね)は、それまで最上川舟運に頼っていたことを転換し、土木県令といわれたほど道路整備に尽力していますが、現在の国道48号にあたる新道を開削しています。
伊藤博文を呼んでわざわざ関山峠を視察し、明治15年に関山隧道が開削され、仙台と山形が道路(馬車道)で結んだのです。

石を砕く難工事だったため、明治13年7月21日、宮城県側の坂下で火薬爆発が起き、地元関山の住民22名が即死という痛ましい事故も発生。
困難を乗り越えたその開通と明治20年に仙台まで鉄道が延びたことで、正岡子規なども関山大滝を訪れているのです(明治15年竣工の関山隧道は国の近代化産業遺産に認定)。
今は山中に眠る関山隧道を通った正岡子規の歌が、「とんねるや 笠にしたゝる 山清水」。

関山大滝周辺の紅葉の見頃は、例年10月中旬〜11月上旬頃。

関山大滝
名称 関山大滝/せきやまおおたき
所在地 山形県東根市関山大滝
関連HP 東根市観光物産協会公式ホームページ
電車・バスで JRさくらんぼ東根駅からタクシーで25分
ドライブで 東北中央自動車道東根ICから約17km
駐車場 あり
問い合わせ 東根市商工観光課 TEL:0237-41-1200
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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