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鉄道遺産記念公園(甚六桜公園)

山梨県甲州市勝沼、中央本線勝沼ぶどう郷駅の旧スイッチバック線の廃線跡を再生した公園が、鉄道遺産記念公園(甚六桜公園)。地元有志の桜育成会「甚六会」が600本ものソメイヨシノを植栽し、花の最盛期には桜のトンネルと化します。旧勝沼駅のホームや電気機関車が保存されています。

JR勝沼ぶどう郷駅沿いにある桜の名所は、スイッチバックの遺構


昭和43年の中央本線複線化を機に現在の駅ホーム位置に移転していますが、甚六桜公園には旧勝沼駅のプラットホームが残され、かつての電気機関車(EF64形18号機)も静態保存されており、機関車と桜のコラボレーションも見事です。
かつて、勝沼駅(現・勝沼ぶどう郷駅)はスイッチバック駅で、勝沼駅に停車する車両は、甲府寄りで本線から分岐した線路に入線してホームに進入していました(通過列車はホームを通過しませんでした)。
このスイッチバックは昭和43年8月30日の中央本線の複線化時に改称され、スイッチバックの枝線部分が現在の鉄道遺産記念公園(甚六桜公園)です。

開花期間にあわせて、夜のライトアップも実施されています。

公園下を通過する山梨県道38号脇には、レンガ造りの菱山隧道(菱山道路隧道、菱山ガード)が現存し、菱山隧道遊歩道として整備されています。
長さ29m、幅3mのレンガ積みアーチ構造の隧道は、上部は明治36年の中央本線開通当時に、下部は大正2年の勝沼駅開設に伴い、スイッチバックの引込み線通過のために築かれたものです。

明治36年に建設された旧深沢トンネルは勝沼ワインの貯蔵庫「トンネルワインカーヴ」として再生、勝沼ぶどう郷駅と「トンネルワインカーヴ」間にある旧大日影トンネルは、大日影トンネル遊歩道として整備されています。

鉄道遺産記念公園(甚六桜公園)
名称 鉄道遺産記念公園(甚六桜公園)/てつどういさんきねんこうえん(じんろくざくらこうえん)
所在地 山梨県甲州市勝沼町菱山
関連HP 甲州市公式ホームページ
電車・バスで JR勝沼ぶどう郷駅からすぐ
ドライブで 中央自動車道勝沼ICから約3.6km
駐車場 開花期にはJA駐車場を利用
問い合わせ 甲州市観光交流課 TEL:0553-32-2111/FAX:0553-32-5174
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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