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永昌院

永昌院

山梨県山梨市にある曹洞宗の寺が、永昌院。永正元年(1504年)、武田信玄の曾祖父で甲斐守護の武田信昌(たけだのぶまさ=甲斐武田氏第16代当主)が創建した寺(本尊は釈迦如来)。永昌院は、武田信昌の法名で、江戸時代には伽藍は数十棟を数える禅林(修行所)として繁栄しています。

梵鐘は「甲斐の五鐘」のひとつ

往時の伽藍は、明治42年の火災で総門、鐘楼、経蔵の3棟を残して焼失。
本堂裏手には武田信昌の墓所(法名「永昌院殿傑山勝公大禅定門」)もあり、甲斐の国内統一に尽力した甲斐守護・武田氏の歴史を今に伝えています。

永昌院に伝わる十一面観世音は、武田信昌開基以前にあった真言宗の寺時代の本尊だとか。

銅鐘は、永和2年(1376年)、現在の大林寺の鐘として鋳造されたたもので、甲府の東光寺にあったものを武田信昌が永昌院開基の際に寄進したもので、武田勝頼の遠州出陣の際には戦陣の鐘としても使われています(山梨県の文化財に指定)。
永昌院の鐘は、栖雲寺鐘(甲州市大和町)、身延山久遠寺鐘(南巨摩郡身延町)、広厳院鐘(笛吹市一宮町)、放光寺鐘(甲州市塩山)とともに「甲斐の五鐘」に数えられています。

「流転の名鐘」との呼ばれる梵鐘は「甲斐の五鐘」のひとつ
永昌院
名称 永昌院/えいしょういん
所在地 山梨県山梨市矢坪1088
関連HP 永昌院公式ホームページ
電車・バスで JR山梨市駅からタクシーで15分
ドライブで 中央自動車道一宮御坂ICから約9km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 永昌院 TEL:0553-22-2179/FAX:0553-22-2107
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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