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泉瑞(泉水)

泉瑞(泉水)

山梨県富士吉田市、富士巻狩りの際にのどが渇いた源頼朝が矢を地面に突き立てたところ、水が湧き出したという伝説の地が泉瑞(泉水/せんずい)。富士講では「内八海」(富士八海)のひとつ泉水湖として水垢離(みずごり)の地となり、富士山登拝、御中道周拝とともに三大修行のひとつである「内八海巡り」に数えられていました。

富士山北麓の歴史ある湧水は、富士講の聖地

国土地理院の地形図には泉水と記されています。
自然湧水では富士山頂に最も近い湧水といわれ、現在、泉瑞(泉水)の場所では残念ながら水を見ることはできませんが、伏流水として流れ、北口本宮冨士浅間神社手水舎の水も実はここから引かれています。
大正時代に上吉田地区に簡易水道が敷設された際の水源としても使われ、現在も富士吉田市の上水道水源の一部になっています。
そのため泉水湖と呼ばれた池周辺の湧水源が覆石されているのです。

江戸時代以降、富士講の修行の霊場として「内八海」(富士八海)のひとつに数えられ、御手洗竜王(みたらしのりゅうおう)が祀られ、毎年6月に水の恵みに感謝する『泉瑞祭』が執り行なわれています。

泉瑞(泉水)
名称 泉瑞(泉水)/せんずい
所在地 山梨県富士吉田市上吉田
電車・バスで 富士急行富士山駅からバスで浅間神社前下車、徒歩1時間
ドライブで 東富士五湖道路富士吉田ICからから約3.5km
問い合わせ 富士吉田市富士山課 TEL:0555-22-1111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

北口本宮冨士浅間神社

山梨県富士吉田市、日本武尊(やまとたける)が東征のおり、神社近くの大塚丘から富士を遥拝したのが起源と伝えられる古社で、世界遺産富士山(「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」)の構成資産のひとつ。富士山に登る吉田口登山道の起点で、毎年6月30日の

 

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