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秋田県南部で有名な「オランダ焼き」とは!?

オランダ焼き

秋田県湯沢市など、秋田県南部のソールフードといわれているのが「オランダ焼き」。大判焼きの生地にハムやマヨネーズが入ったもので、大判焼きの生地の粉を扱う業者がレシピを広め、「中に入ったハムが風車のように見えるから」というのが定説ですが、実はこれには異論もあり・・・。

大判焼きの具がハム、マヨネーズが、オランダ焼き

ハムの形が風車に見える?

秋田県仙北郡美郷町の「本間菓子店」によると、酒田米菓(山形県酒田市)のロングセラー「オランダせんべい」にあやかり、店主の本間ヨシ子さんが名付けたのだとのこと。

実は「オランダせんべい」は固めのワッフル風の北海道根室市が有名ですが(昭和40年頃から販売開始)、山形県の「オランダせんべい」はこれとはまったく異なり、昭和37年に発売が開始されたサラダ味の洋風せんべい(米菓)のこと。
年代的には、こちらのほうが早いということに。

庄内平野の水田風景がオランダの景色に似ていたからとも、「俺らだ」(おらだ)から来た「俺らだせんべい」だとする説もあって、こちらも由来がはっきりしません。
秋田県大仙市に本社を置く、スーパー「タカヤナギ」の髙栁政治社長が名付け親という説もありますが、故人のため、裏が取れません。

いずれにしろ、山形県ではテレビCMもある「オランダせんべい」と、「オランダ焼き」は大きく異なる点、大判焼き(今川焼き)の生地になぜか洋風なハム、マヨネーズが入るという、ほかではあまり目にできないオヤツになっているのです。

秋田県南部で有名な「オランダ焼き」とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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