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大野ヶ原(源氏ヶ駄場)

大野ヶ原(源氏ヶ駄馬)

愛媛県(西予市野村町)と高知県(檮原町・ゆすはらちょう)の県境に位置する大野ヶ原(源氏ヶ駄場)。カルスト地形特有の凸部であるカレンフェルト(石灰岩の露頭)、凹地であるドリーネ(小松ヶ池はドリーネに水がたまったもの)、牧場のサイロが点在し、牧歌的な風景が広がっています。

四国カルスト西部に位置する高原の牧場

日露戦争後善通寺師団の演習場になり、第2次大戦中は軍馬の放牧地でもあったため、入植が始ったのは戦後から。
東端にある最高点の源氏ヶ駄場(標高1402.8m)は、眺望が抜群で、四国西南部の山並みを一望し、晴れた日には遠く豊後水道までも眺望します。
四国カルスト大野ヶ原牧場は、東宇和農業協同組合(JAひがしうわ)の公共育成牧場で、5月~10月には放牧が行なわれて、ホルスタインが草を食むのどかな光景が展開。
高原に生育するヒメヨツバハギは、山地の草地や渓流沿いに生える多年草ですが、愛媛県の絶滅危惧種。
今ではここでしか確認されていない貴重なもの。

源氏ヶ駄場という地名は、源平の雌雄を決した壇ノ浦の合戦で敗れた平家残党が安住地を求めて大野ヶ原に逃げ延び、源氏の騎馬軍団がこの地まで追討して平家がさらに逃亡を余儀なくされたという伝承に由来。

大野ヶ原(源氏ヶ駄場)
名称 大野ヶ原(源氏ヶ駄場)/おおのがはら(げんじがだば)
所在地 愛媛県西予市野村町大野ケ原
関連HP 西予市観光物産協会公式ホームページ
ドライブで 松山自動車道西予宇和ICから約64km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 西予市観光物産協会TEL:0894-62-6437 FAX:0894-89-5001
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

四国カルスト(天狗高原)

山口県の秋吉台、福岡県の平尾台とともに日本三大カルスト地形のひとつ。高知・愛媛県境の尾根沿いに広がる四国カルストは、県境沿いに走る県道383号が通じておりドライブにも絶好だ。途中には眺望の良い五段高原や姫鶴平などのビューポイントがある。四国

姫鶴平

大野ヶ原(愛媛県西予市)と天狗高原(高知県津野町)を東西に結ぶ、愛媛県道・高知県道383号四国カルスト公園縦断線は、標高1000m以上の四国カルストの尾根沿いを走ります。愛媛県久万高原町の姫鶴平(めづるだいら)は四国カルストの真ん中に位置し

五段高原

四国カルストの東部に位置する五段高原(高知県梼原町)。標高は最高点の五段城で1455.8mで、羊の群にも似たカレンフェルトの向こうに四国連山が一望できるという、カルスト随一のビュースポット。車道のない時代、旅人はここを歩いて越えたのですが(

 

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