愛媛県伊予市双海町にあるJR四国・予讃線の駅が下灘駅(しもなだえき)。鉄道ファン、とくに撮り鉄に人気の絶景駅で、昭和56年、海面を埋め立てる形で国道378号が開通するまで「日本一海に近い駅」でもあったのです。青春18きっぷのポスターに三度も使われているほか、映画などのロケ地にもなっています。
「一度は降りてみたい無人駅」の筆頭
昭和10年6月9日、国鉄予讃本線の延伸で開業、現在の木造駅舎は開業当時のもの。
ホームと海が同時にファインダーに入るため、ポスターなどにも絶好のロケーション。
映画では、映画『よさこい旅行』(監督:瀬川昌治、主演:フランキー堺/昭和44年)では、フランキー堺が勤務する「土佐大原駅」(架空の駅)として登場。
映画『男はつらいよ』シリーズで、愛媛県が舞台となった第19作『男はつらいよ 寅次郎と殿様』(マドンナは真野響子、嵐寛寿郎がゲスト/昭和52年公開)の冒頭シーンで、車寅次郎がベンチで眠り、鞍馬天狗になった夢を見ている時に、駅員に起こされるシーンにも使われています。
毎年9月の第1土曜にはプラットホームを舞台に『夕焼けプラットホームコンサート』が行なわれています(演奏者は、アマチュアミュージシャンを公募)。
下灘駅をイメージして作られた歌『風の吹く駅で』を合唱して締めくくられるユニークなイベントになっています。
名称 | 下灘駅/しもなだえき |
所在地 | 愛媛県伊予市双海町大久保 |
関連HP | 伊予市公式ホームページ |
駐車場 | なし |
問い合わせ | JR松山駅 TEL:089-943-5101 |
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