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建中寺

徳興山建中寺は、1651(慶安4)年に、2代尾張藩主・徳川光友(とくがわみつとも)が父である初代尾張藩主・徳川義直(とくがわよしなお)の菩提を弔うために開山した尾張徳川家の菩提寺(浄土宗)。

尾張藩徳川家の菩提寺

建中寺の三門

尾張藩徳川家の菩提寺ということもあり、創建当初は4万8000坪という敷地と大伽藍を誇っていましたが、明治維新の廃仏毀釈や第二次大戦後の区画整理で規模は縮小。7つの塔頭(たっちゅう=宗心院・甲龍院・誓安院・全順院・正信院・光寿院・養寿院)があった場所は建中寺公園に変わり、さらに歴代藩主の廟所も、徳川光友を除いて平和公園に移されています。

総ケヤキ造りの総門、総檜造りの三門は、創建当時のままに残されています。
本尊の阿弥陀如来を祀る本堂は1787(天明7)年の再建。

昭和の再建である不動堂は、徳川代々の秘仏を安置し、開運、交通安全にご利益大。
毎月28日は不動尊の縁日で盛大にご祈祷、護摩焚きが行なわれています。

毎朝5:00から本堂にてお勤めが行なわれており、一般の参詣も可能。

徳川家霊廟もありますが非公開となっていて見学はできません。

徳興殿は明治29年に栄町7丁目に建てられた旧名古屋商工会議所本館で国の登録有形文化財。
総門、三門、御成門、本堂、鐘楼は名古屋市都市景観重要建築物。開山堂、経蔵、源正公廟は名古屋市の有形文化財。

名古屋城から徳川園にかけてのエリアを巡る「文化のみち」寺めぐりコース(所要2時間)のポイントにもなっています。

建中寺のおもな年中行事

2月節分/節分追儺式=豆まきが盛大に行なわれます
3月彼岸/春彼岸永代経供養法要=春の彼岸1週間の間、大觀經曼陀羅を本堂に掛けて極楽浄土に思いを馳せ、先祖供養の法要が執り行なわれます
4月29日/御忌会=法然上人の御忌会。稚児の練り供養が筒井町の町を練り歩きます
7月/施餓鬼会=餓鬼に飲食を施す法会
8月15日/万燈会=19:00〜万燈会大法要
9月彼岸/秋彼岸永代経供養法要=秋の彼岸1週間の間、大觀經曼陀羅を本堂に掛けて極楽浄土に思いを馳せ、先祖供養の法要が執り行なわれます
10月/大蔵会=経蔵内輪藏に収められた黄檗版一切経5800巻を本堂の本尊前に積み上げて虫干し。参詣者が一切経を一つずつ押し戴いて手送りで經藏の中に収めます

建中寺
名称 建中寺/けんちゅうじ
所在地 愛知県名古屋市東区筒井1-7-57
関連HP 建中寺公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄桜通線車道駅から徒歩10分
ドライブで 名古屋高速都心環状線東新町出口から約1.8km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 建中寺 TEL:052-935-3845/FAX:052-935-9411
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

名古屋市市政資料館

2017年3月22日

徳川美術館

2017年3月10日

 

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