徳川美術館

徳川家康の遺品を中心に、尾張徳川家の始祖である徳川義直(家康九男=側室お亀の方の間に生まれた)以来の尾張徳川家歴代の重宝である「大名道具」などを展示する美術館。徳川家康の没後に尾張徳川家に形見分けされた家康の遺愛品など貴重なコレクションが多く、何度も足を運ぶファンが多いのも特長。

尾張徳川家に伝わる大名道具には目を見張る

美術館入口の黒門

尾張徳川家は、7代藩主・徳川宗春の時代に幕府(8代将軍・徳川吉宗)の緊縮財政に反して積極的な自由放任政策をとり、その結果名古屋の城下は大いに栄え富と文化が集まりました。
全国から人材も集まり、華道、茶道、俳諧といった芸事を盛んにし、愛知県の「ものづくり」の基礎が築かれたのです。

そんな尾張徳川家の歴史を背景に徳川美術館には国宝9点、重要文化財58点など1万数千点に及ぶ貴重な品物を収蔵しています。

常設展示室(第1~5展示室)は、名古屋城二の丸御殿にあった猿面茶席や広間、上段の間、鎖の間などを再現し、そこに収蔵品を展示。
国宝『源氏物語絵巻』は劣化のおそれがあるため展示期間が限られますが、常設展示室(第6展示室)で映像システムやレプリカが観賞できる仕組み。

『尾張徳川家の雛まつり』、『日本一の嫁入り道具』など年数回の企画展や特別展も魅力あふれるものばかりです。

全国の徳川家康ゆかりの地への名品の貸し出しも多いが、やはり本家の充実ぶりには目を見張ることでしょう。

入口の黒門は尾張徳川家名古屋別邸の「表門」。ミュージアムショップも充実。

昭和10年築の美術館の建物も国の有形文化財に登録されています。

池泉回遊式の日本庭園「徳川園」・尾張徳川家旧蔵書を収蔵する「名古屋市蓬左文庫」も隣接するのであわせて見学を。

ミュージアムショップ
徳川美術館
名称 徳川美術館/とくがわびじゅつかん
所在地 愛知県名古屋市東区徳川町1017
関連HP 徳川美術館公式ホームページ/
電車・バスで JR・名鉄瀬戸線・地下鉄名城線大曽根駅から徒歩10分
ドライブで 東名高速道路名古屋ICから約10km
駐車場 徳川美術館専用駐車場(17台/無料、9:45〜17:30)、市営徳川園駐車場(80台/有料、9:15〜18:00)
問い合わせ 徳川美術館 TEL:052-935-6262/FAX:052-935-6261
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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