サイトアイコン ニッポン旅マガジン

香嵐渓

香嵐渓

東海地区を代表する紅葉の名所が愛知県豊田市の香嵐渓(こうらんけい)。矢作川(やはぎがわ)の支流、巴川(ともえがわ)と足助川(あすけがわ)が合流する待月橋(たいげつきょう)から上流1.5kmのエリアで、川の両岸から飯盛山山頂にわたって、約4000本のカエデが紅葉し見事。例年紅葉の見頃は11月中旬~下旬。

紅葉の見頃は11月中旬~下旬

寛永11年(1634年)、香積寺(こうじゃくじ)第11世住職の参栄本秀和尚が巴川沿いに続く参道から境内にかけて般若心経を唱えながら一本一本丁寧にモミジや杉を植えたのが紅葉の名所への第一歩。
その後、大正時代に飯盛山から巴川一帯にかけて住民がモミジや桜を植栽、さらにモミジが増えて名所となったのです。
巴川沿いの道はモミジのトンネルへと成長し、紅葉の見どころとなっています。
イロハカエデ、ヤマモミジ、オオモミジなど11種のモミジが染め上げる紅葉は最高に美しく、紅葉狩りのシーズンには周辺の道路が渋滞するほど。
「春モミジ」と呼ばれる新緑のシーズン、雪景色の冬場は、人出も少なくおすすめの季節だ。

香嵐渓という名が付けられたのは比較的新しく昭和5年のこと。香嵐渓の中心である香積寺の「香」と渓谷から立ち上る「嵐気」から香嵐渓と命名されたもの。
香嵐渓のシンボル・待月橋(たいげつきょう)が命名されたのは昭和28年と、戦後のこと。

鮎の塩焼きが名物の「川見茶屋」、古民家を移築した料理処「香嵐渓一の谷」など風流な食事処もあります。

例年11月には『香嵐渓もみじまつり』も開催され、期間中はライトアップも実施。
足助地区には白鷺温泉「白鷺館」(豊田市篭林町塩平21)など温泉旅館もあり、日帰り入浴が可能です。

香嵐渓
名称 香嵐渓/こうらんけい
所在地 愛知県豊田市足助町飯盛地内
関連HP 豊田市足助観光協会公式ホームページ
電車・バスで 名鉄名古屋本線東岡崎駅から名鉄バス足助行きで1時間9分、香嵐渓下車。豊田市駅からの名鉄バスも利用可能
ドライブで 猿投グリーンロード力石ICから約10km。伊勢湾岸自動車道豊田藤岡IC、豊田勘八ICも利用可
駐車場 宮町駐車場(200台/有料)・西町第1駐車場(30台/有料)・西町第2駐車場(70台/有料)・落部駐車場(60台/有料)・足助中央駐車場駐車場(90台/有料)
問い合わせ 足助観光協会 TEL:0565-62-1272
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

香積寺

東海を代表する紅葉の名所・香嵐渓(こうらんけい)は、香積寺の「香」と、渓谷に発する嵐気の「嵐」をとって、昭和5年に付けられた地名。香積寺(こうじゃくじ)は、室町時代の応永34年(1427年)、滅亡した足助氏の菩提を弔うために、飯盛山中腹の豪

三州足助屋敷

紅葉の名所、愛知県豊田市足助の香嵐渓にある施設が三州足助屋敷(さんしゅうあすけやしき)。山里の手仕事を子孫に伝えようというコンセプトで昭和55年に開館。足助の豪農を再現した屋敷内には、わら細工、機織り、桶作り、番傘作り、紙漉き、炭焼き、鍛冶

第69回香嵐渓もみじまつり|2024

2024年11月1日(金)~11月30日(土)、愛知県豊田市足助で『第69回香嵐渓もみじまつり』が開催。東海屈指の紅葉の名所、香嵐渓(こうらんけい)のもみじは、例年11月中旬~下旬が見頃で、『香嵐渓もみじまつり』期間中の日没~21:00には

足助の町並み(豊田市足助伝統的建造物群保存地区)

愛知県豊田市足助町(あすけちょう)は、三河で産する塩を信州に運んだ、塩の道・中馬街道の宿場町として栄えた地。また、美濃とも結ばれ、交易の拠点として繁栄したのです。江戸時代以来の重厚な町家を多く残し、その町並みは、豊田市足助伝統的建造物群保存

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了