愛知県豊川市八幡町(やわたちょう)本郷にある天平13年(741年)、聖武天皇の詔で全国に建立した国分僧寺(金光明四天王護国之寺)の遺構が三河国分寺跡。600尺(180m)四方の敷地から金堂跡、講堂跡、塔跡などが発掘されている他、隣接して後継寺院の三河国分寺が建っています。国の史跡。
史跡の整備に向けて、公有地化が進行中
南大門、中門、金堂、講堂が南北に一直線で並び、西寄りに塔が配される国分寺式伽藍配置だったことが判明しています(塔跡には礎石が2つ現存)。
往時の三河国分寺の東側の境界に当たる築地塀の部分の外側に県道377号豊川片寄線が走り、周囲の道路はちょうど築地塀の位置、つまりは寺域と重なっています。
昭和60年度から63年度までの4年間にわたり発掘調査が行なわれ、さらに史跡の整備に向けて令和2年にも発掘調査を実施。
今後公有地化が進められ、史跡としての整備が行なわれる予定です。
三河国の国府は、三河国分寺跡の西600mほどに位置する曹源寺(白鳥遺跡)だと判明し、三河国分尼寺跡も国分寺跡の北東部分に史跡公園として整備されています。
発掘調査の出土品などは、三河国分尼寺跡史跡公園の「三河天平の里資料館」に収蔵展示されています。
三河国分寺跡 | |
名称 | 三河国分寺跡/みかわこくぶんじあと |
所在地 | 愛知県豊川市八幡町本郷31 |
関連HP | 豊川市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 名鉄国府駅から徒歩20分 |
ドライブで | 東名高速道路音羽蒲郡IC、豊川ICから約7km |
問い合わせ | 豊川市観光協会 TEL:0533-89-2206/FAX:0533-89-2276 |
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