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庄内緑地

庄内緑地

愛知県名古屋市西区を流れる一級河川・庄内川の小田井遊水地(おたいゆうすいち)を利用した44haという広大な緑地公園が庄内緑地(しょうないりょくち)。高台に管理棟として庄内緑地グリーンプラザ、サイクリングセンター(1時間無料のレンタサイクルを用意)、温室などが整備されています。

防空緑地が遊水地になった広大な緑地公園

庄内緑地のもともとの出発点も防災でしたが、実は昭和15年、防空緑地として計画(名古屋市では庄内川、牧野ヶ池、大高、小幡、相生山の五大緑地)、愛知県が用地買収したエリアです。

戦後の農地改革(不在地主から農地を買収し、原則として小作人に売り渡す制度で、愛知県では厳格かつ徹底的に実施されました)によって耕作地に戻っていましたが、昭和44年頃から買収を進め(並行して公園化を進行)、平成元年に遊水地が誕生したもの。

庄内緑地の遊水地部分には、大噴水、テニスコート、陸上競技場、芝生広場、わんぱく広場、じゃぶじゃぶ池、ゲートボール場、スケートパーク、ガマ池、水鳥池、ボート池(足こぎ式ボートをグリーンシーズンの土・日曜、祝日のみ営業)、ピクニック広場、ハナショウブ園、ドッグラン、メタセコイア樹林などを整備。

バーベキュー可能エリアでは、予約でバーベキューが可能(機材レンタルセット・食材セットを用意)。
「地下鉄で行けるBBQパーク」(地下鉄鶴舞線庄内緑地公園下車)とPRしています。

ゲートボール場の脇からガマ池にかけての堤防部分には桜並木があり、開花期には桜のトンネルに(見頃は例年3月下旬~4月上旬)。
700本の桜と菜の花の開花に合わせて『庄内緑地 春の華まつり』も開催。

4haに95種、1万8000株のハナショウブが植栽される名古屋市内有数のハナショウブ園では、開花期の6月に『ハナショウブまつり』が行なわれています。

庄内緑地グリーンプラザ、サイクリングセンター(1時間無料のレンタサイクルを用意)、温室は、堤防部分の高台に配されています。

防災の拠点、小田井遊水地の機能とは!?

耕作地だった場所を、防空緑地、そして遊水地に

岩倉街道沿いにある小田井(「中小田井町並み保存地区」として名古屋市の町並み保存地区に選定)は、宝暦7年(1757年)の「宝暦の洪水」など、度重なる庄内川の氾濫に悩まされていました。
その対策として築かれたのが小田井遊水地です。

通常は、小田井水門(おたいすいもん)で庄内川の水を堰き止めていますが、洪水時には庄内川の水を引き込み、洪水時には140万立方メートルもの水を貯えることで水害から市街地を守るという重要な役割を担っています。

そのため、遊水地の中に水を貯めるための堤防・囲繞堤(いにょうてい)が庄内緑地と庄内川の間に築かれています。

その囲繞堤の一部が低くなっているのは、氾濫した庄内川の水を越水させ、遊水地の中に水を引き込むための構造。

庄内川の洪水が予想される際には、トイレなどがクレーンで撤去され、氾濫した水をここに引き込むという設計になっています。
また、ドッグラン近くには庄内川の水位が下がった後に、ゲートを開いて遊水地に貯まった水を本流へ戻す装置などもあるので、犬の散歩の際に確認を。

4haに95種、1万8000株が植栽されるハナショウブ園
庄内緑地
名称 庄内緑地/しょうないりょくち
所在地 愛知県名古屋市西区山田町上小田井敷地3527
関連HP 庄内緑地公式ホームページ
電車・バスで 地下鉄鶴舞線庄内緑地公園からすぐ
ドライブで 名古屋第二環状自動車道清洲東ICから約3km
駐車場 643台/有料
問い合わせ 庄内緑地グリーンプラザ TEL:052-503-1010/FAX:052-503-0133
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

中小田井の町並み

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善光寺別院願王寺

愛知県名古屋市西区中小田井にある天台宗の寺、願王寺。天長6年(829年)、願王寺として開基された古刹で、中世には、松寿院長興寺などと称されていましたが、明治42年、善照院伏雷法師が善光寺(長野市)から善光寺如来を勧請。さらに昭和4年、善光寺

 

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