善光寺別院願王寺

善光寺別院願王寺

愛知県名古屋市西区中小田井にある天台宗の寺、願王寺。天長6年(829年)、願王寺として開基された古刹で、中世には、松寿院長興寺などと称されていましたが、明治42年、善照院伏雷法師が善光寺(長野市)から善光寺如来を勧請。さらに昭和4年、善光寺本堂を建立し、善光寺別院と呼ばれるように。

胸の病治癒で知られる善光寺へちま薬師

善光寺別院願王寺
モダンな本堂とへちま薬師堂(右側)

清洲城(きよすじょう)の支城として応永年間(1394年〜1428年)に小田井城(現・清須市西枇杷島町)が築城された際には(織田藤左衛門家の居城)、その鬼門守護の役割を担ったとも伝えられています(鬼門となる北東、1kmほどに願王寺が位置しています)。

岩倉街道沿いにある中小田井に建つ願王寺ですが、願王寺境内を含む一帯は、名古屋市の「中小田井町並み保存地区」に選定されています。

現存する本堂は、昭和50年、山崎泰孝の設計(昭和51年度の日本建築学会賞受賞)で、古い寺院建築の柱に鉄骨の屋根をかぶせたもの。
信州の善光寺同様に本堂瑠璃檀下の「お戒壇めぐり」も用意されています(「お戒壇めぐり」で極楽の錠前に触れ、本尊と縁を結ぶと極楽浄土が約束されると伝えられます)。

へちま薬師堂の薬師如来は、善光寺へちま薬師として信仰され、旧暦8月15日が『咳ぜんそくへちま薬師大祭』で、毎月8日が『善光寺へちま薬師命日』(東海四十九薬師霊場にも数えられ、願王寺の御朱印も薬師如来と記されています)。


明光閣は、天保年間(1831年〜1845年)築の旧平手邸を移築したもので、大相撲名古屋場所開催中には伊勢ノ海部屋の名古屋宿舎にもなっています。

なお、愛知県で善光寺といえば、稲沢市祖父江町の善光寺東海別院(祖父江善光寺)が筆頭で、善光寺御開帳にあわせて行なわれる『六善光寺同時開帳』のひとつ。

善光寺別院願王寺
『尾張名所図会』に描かれる幕末(神仏習合時代)の願王寺
善光寺別院願王寺
名称 善光寺別院願王寺/ぜんこうじべついんがんのうじ
所在地 愛知県名古屋市西区中小田井1-377
関連HP 善光寺別院願王寺公式ホームページ
電車・バスで 名鉄中小田井駅から徒歩5分
ドライブで 名古屋第二環状自動車道清洲東ICから約3km
駐車場 あり/無料
問い合わせ 善光寺別院願王寺 TEL:052-501-1757/FAX:052-501-1790
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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