秋田県仙北市、田沢湖北岸にある御座石神社の背後に続く遊歩道を約300mほど登ると鏡石があります。田沢湖の主、辰子姫がまだ主にならない頃、この山中で山菜採りした際、岩の反射を利用して姿を映し化粧に使ったという岩です。露出した巨岩に、表面が平らな75cmくらいの六角形の石がはめ込まれた形になっています。
辰子姫が鏡として使ったという伝説の石
遊歩道とはいえ御座石神社から230段の階段(丸太造りの階段)が続くので、かなり体力を使ううえ、下りは慎重に歩く必要があります。
階段の終点鏡岩は、テラスも設けられ上に伝説の鏡岩、眼下に田沢湖を一望にするスポットになっています。
有名な禅の逸話『南岳磨甎』(なんがくません)に「磨して鏡となす」 (瓦を磨いて鏡にする)という下りがありますが、銅鏡などが一般的でなかった時代には、磨いた石が鏡の代わりになったことがあったのかもしれません。
名称 | 鏡石/かがみいし |
所在地 | 秋田県仙北市西木町桧木内相内潟 |
電車・バスで | JR田沢湖駅から羽後交通バス御座の石経由潟尻行きで21分、御座の石下車、すぐ。羽後交通バス潟尻行き12分の白浜から田沢湖遊覧船の利用も可能(所要24分) |
ドライブで | 東北自動車道盛岡ICから約51.3km |
駐車場 | 御座石神社駐車場(30台/無料) |
問い合わせ | 仙北市田沢湖観光情報センター「フォレイク」 TEL:0187-43-2111/FAX:0187-43-2077 |
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