秋田県秋田市、秋田駅近くの秋田市民市場にある中華そばの人気店が、支那そば伊藤。秋田市は実はラーメンの激戦区で、そのなかでも遠来のラーメンファンが訪れるのがこの店。鰯(いわし)の焼き干しと煮干のスープに、中細の縮れ麺がからむ、十文字中華そば(横手伝統の中華そば)を味わうことができます。
店主のこだわりが、ヘルシーなラーメンを生む!
具は、チャーシュー、メンマ、なると、麩(ふ)、海苔、ネギ。
好みでとろろ昆布などをトッピング。
細く縮れた麺は、無かんすいの特注麺(低温熟成麺)。
ラーメンになると巻ではなく、麩が入っているのは、秋田県南の中華そばの特徴で、昭和10年代、全国に中華そば店が生まれたことで、当時手作業で作っていたなると巻が高騰、代用品として県内で産する麩を入れたのだとか(その後、「なると巻成形機」や「水封式蒸し機」が開発され、大量生産ができるようになり、安価な食材に)。
スープ、具材は横手市十文字町の「十文字中華そば」にそっくりですが、実は十文字町の「名代三角そばや」の直営店として平成19年にオープンしたという歴史があるから。
その後、直営店は撤退し、暖簾分けというかたちで、「名代三角そばや」で修業した当主の伊藤保男さんが平成21年に「支那そば伊藤」を開いたもの。
地元の和食の職人がうなるスープ(化学調味料を使っていません)は、あっさり味。
「毎日食べてもらえるラーメン、体にやさしいラーメンにこだわりたい」(伊藤保男さん)ということから、ヘルシー志向の無かんすい麺(かんすい=炭酸ナトリウムと炭酸カリウムの混合物)。
無かんすいでつくる極細のちぢれ麺は「湿度の加減で簡単に切れてしまうほど繊細で、管理するのが非常に大変」なんだとか。
チャーシューも脂分が少ないため、秋田市民市場を訪れる年配の人の支持も多いのだとか。
メニューは、中華そば(しょうゆ)、みそ中華、辛みそ中華の並、中、大。
そして冷やし麺(通称「そのまんま冷やし」=冷やし中華でなく、冷やしラーメンです)
トッピングにとろろ昆布、チャーシュー、メンマ、ネギ。
持ち帰り用も用意されています。
支那そば伊藤 | |
名称 | 支那そば伊藤/しなそばいとう |
所在地 | 秋田県秋田市中通4-7-35 秋田市民市場内 |
関連HP | 秋田市民市場公式ホームページ |
電車・バスで | JR秋田駅から徒歩5分 |
ドライブで | 秋田自動車道秋田中央ICから約5.5km |
駐車場 | 秋田市民市場駐車場(400台/無料) |
問い合わせ | 支那そば伊藤 TEL:018-833-0866 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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