青森県上北郡七戸町を走る国道4号沿いにある道の駅が道の駅しちのへ(七戸文化村)。東北新幹線・七戸十和田駅から徒歩5分の位置にある便利な道の駅ですが、併設お食事処「絵馬」では、開店時からの「うま馬定食」、そして馬肉ラーメン、シャモロック親子丼、郷土料理の「けいらん」など七戸町らしい味が人気です。
馬産地の歴史を伝える「馬肉ラーメン」も
七戸産の馬は平安時代末期、宇治川の戦いでの「宇治川の先陣争い」の名馬・生唼(いけづき)、源平合戦の「一ノ谷の合戦」でも活躍したと伝えられる南部馬の馬産地(当時、南部馬は在来馬としては大型の馬で、観賞や戦闘に重宝されました)。
明治17年の函館競馬開設後には、アラブ馬中心にサラブレッドも飼育するようになり、明治45年に建築された盛田牧場一号廏舎(南部曲屋育成廏舎)は国の登録有形文化財に指定されています。
毎年春と秋の2回行なわれる『東北馬力七戸大会』は、馬産地・七戸町を代表するイベントに成長しています。
お食事処「絵馬」の馬肉ラーメン(TOPの画像)も今では貴重な青森県産馬を使用。
脂分が少ない淡白な肉は、ヘルシーで臭みもありません。
シャモロック親子丼は、青森の地鶏として有名な青森シャモロックを使った親子丼。
実はこの青森シャモロック、日本テレビ系列『どっちの料理ショー』の最終回で、カツ丼と対決し、見事シャモロック親子丼が9対0でカツ丼を下しているのです。
つまり、親子丼に真価を発揮する、地鶏ということに。
「その割に、エコノミーな値段で味わえるから、必ず立ち寄ったらシャモロック親子丼を味わうことにしている」(常連の声)と、圧倒的な支持もあります。
お食事処「絵馬」で、もう一つ注目の郷土料理が「けいらん」。
卵の形をしたあんこが入っただんごが、醤油味の汁にはいったもので、だんごの白さと形が鶏卵に似ているのが名の由来です。
室町時代に点心として生まれたもので、江戸時代に南部藩へ伝えられ、冠婚葬祭には欠かせない料理になったもの。
デザート感覚で注文するのも手です。
お食事処「絵馬」 | |
名称 | お食事処「絵馬」/おしょくじどころ「えま」 |
所在地 | 青森県上北郡七戸町荒熊内67-94 |
関連HP | 旅の蔵七戸ネットモール”たびくら”公式ホームページ |
電車・バスで | JR七戸十和田駅から徒歩5分 |
ドライブで | 上北自動車道七戸ICから約6.5km |
駐車場 | 道の駅しちのへ駐車場(227台/無料) |
問い合わせ | お食事処「絵馬」 TEL:0176-62-5777 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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