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東武鉄道に走る「カルピスEXPRESS」とは!?

東武鉄道の特急「スペーシア」、特急「りょうもう」は、それぞれなかなかカラフルなカラーリングですが、現在運行中の車両のなかでかなり異色なのが、りょうもう『カルピス』 EXPRESS。2024年3月31日(日)から3年間ほどの運行目標で登場したカラーリングで、外見はまさにカルピス。

「カルピス」カラーで200系の印象も激変

「カルピス」はアサヒ飲料の登録商標ですが、実は群馬工場で、「カルピス」ブランド商品や「カルピス(株)特撰バター」などを製造しています。
工場見学ができる群馬工場内には、なんと「カルピス」みらいのミュージアムまであるのです。

アサヒ飲料群馬工場は、群馬県館林市大新田町。
最寄り駅は、東武の伊勢崎線・佐野線・小泉線の3路線が乗り入れるターミナル駅、館林駅ということで、東武スカイツリーライン、東武伊勢崎線、東武桐生線にりょうもう『カルピス』 EXPRESSを運転しているのです。

アサヒ飲料は、群馬工場を「地域共創」の拠点としていて、「カルピス」みらいのミュージアムを設置。
「地域活性化を通じた沿線の持続的な発展」を目指す東武鉄道の「館林エリアを盛り上げ、魅力を伝えていきたい」という思いが一致。
「カルピス」をイメージした白と青が基調の特別なラッピング車両(205F=200系1編成6両)の特急「りょうもう」として浅草~伊勢崎・赤城までの東武スカイツリーライン・伊勢崎線・桐生線で毎日運行しています。

ベースとなるのは、乗り鉄にも根強い人気のある東武200系。
東武200系は、先頭部が「くの字」にとがったデザインが特徴で、通常は白い車体に赤のラインが特徴的。
1991年2月1日にデビューなので、すでに34年が経過しますが、台車や床下機器はかつて日光線の特急で活躍した1700系・1720系「デラックスロマンスカー(DRC)」から引き継いでいて、乗り心地の良さにも定評があります。
ユニークなのは4号車で、車両の端から端までが座席が並び、扉がゼロ。
4号車は、いかにもカルピスといった感じに仕上がっています。

特急用車両の世代交代が進む東武鉄道ですが、200系が活躍するのもあとわずか。
一度、「カルピスEXPRESS」で群馬に出かけてみませんか?
ちなみに、7月7日はカルピスが誕生した「カルピスの日」です。

東武鉄道に走る「カルピスEXPRESS」とは!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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