【GWは近場旅】新緑まぶしい廃線跡「アプトの道」を歩こう!
北陸新幹線の開通で、かつてアプト式鉄道だった信越本線の横川駅〜軽井沢駅は廃線に。その信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷(上り本線)、横川駅~熊ノ平駅(6.3km)を遊歩道に転用したのが「アプトの道」。GW頃はちょうど新緑が…
北陸新幹線の開通で、かつてアプト式鉄道だった信越本線の横川駅〜軽井沢駅は廃線に。その信越本線アプト式鉄道時代の廃線敷(上り本線)、横川駅~熊ノ平駅(6.3km)を遊歩道に転用したのが「アプトの道」。GW頃はちょうど新緑が…
7世紀、朝鮮半島では倭と友好関係にあった百済(くだら/ペクチェ)が滅亡。百済の王族・百済王氏(くだらのこにきしし=百済王の子・善光を祖とする一族)は倭国に渡り、貴族となって活躍。その遺構が大阪府枚方市(ひらかたし)にある…
野村駅(現・西脇市駅/兵庫県西脇市)と鍛冶屋駅(現・多可町)を結んだJR西日本のローカル線が鍛冶屋線(かじやせん)。1990年4月1日に全線が廃止され、2025年で廃止後35年を迎えます。鍛冶屋駅は現存し、かつてのホーム…
「桜と弘前城天守、岩木山」一緒に見るのは今年が最後というのをご存知でしょうか? 現在は修理工事のための仮設場所。2025年中にもとの天守台への移設工事が始まるため、「桜と弘前城天守、岩木山」をワンフレームに収めるのは今年…
かつて京都市に、日本最長のケーブルカーがあったことは、あまり知られていません。日本の私鉄は、明治時代後期〜昭和初期に、参詣鉄道として敷設された線が数ありますが、山岳信仰の霊山にもケーブルカーが敷設されたのです。京都では、…
昭和55年6月18日、北海道上川郡比布町を走る宗谷本線の比布駅(ぴっぷえき)のホームで、ピップエレキバンのテレビCMを撮影。樹木希林(きききりん)と藤本株式会社(現・ピップ)の横矢勲(よこやいさお)会長の掛け合いが話題に…
岐阜県中津川市苗木、中津川市街の北、木曽川の北岸にそびえる岩峰・城山(高森山/432m)に築かれた中世〜近世の山城が、苗木城(なえぎじょう)。江戸時代には「最小の城持ちの藩」、苗木藩の藩庁としても機能しましたが、急峻な岩…
トンネルの貫通、高架の完成など鉄道の建設工事が進みながら、開通することなく廃線となった線を未成線(みせいせん)と呼んでいます。長野県飯田市には、恵那山・富士見台の直下を神坂トンネルで抜け、飯田と中津川を結び、名古屋への短…
東京都西東京市にある下野谷遺跡(したのやいせき)は、縄文時代中期(5000年前〜4000年前)の環状集落。環状集落が谷を挟んで複数存在する拠点的な場所で、その規模、様相は南関東では最大級。しかも出土する土器からその繁栄は…
中津町(現・中津川市)と付知町(現・中津川市付知町)を結び、北恵那鉄道が開通したのは1924年8月5日のこと。初代社長には、電力王として知られ、木曽川の電源開発に尽力した福澤桃介が就任しています。1978年9月18日に中…
長崎県壱岐市、日本海に浮かぶ壱岐島は、3世紀の中国の史書『魏志倭人伝』に一支国(いきこく)と記された、古代貿易の盛んなクニ。そんな壱岐島の中央部にあるカラカミ遺跡から出土したのが、「日本最古のイエネコ」。カラカミ遺跡は弥…
静岡県掛川市、茶畑の広がる一帯に、4基の前方後円墳(各和金塚古墳、瓢塚古墳、吉岡大塚古墳、行人塚古墳)と1基の円墳(春林院古墳)が現存し、和田岡古墳群と称されています。墳丘長54.6mの前方後円墳である吉岡大塚古墳は、後…
「日本最古の通貨」というと、教科書にも登場する和同開珎(わどうかいちん)だと考えますが、実はそれよりも明らかに古いものがあります。和銅元年(708年)鋳造が和同開珎ですが、まだ元号のない天武天皇12年(683年)頃、飛鳥…
鳥取県は、弥生時代に朝鮮半島などの大陸を含め、全国有数の交易拠点として栄えた青谷上寺地遺跡(あおやかみじちいせき/鳥取市)の調査研究を進めていますが、その一環で、出土した人骨の骨格やDNA分析の成果を基に、「弥生人」の顔…
世界文化遺産の登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」。東アジアとの政治的・文化的交流によって中央集権体制に基づいた宮都が誕生し、日本国誕生の舞台となった飛鳥京ですが、同時に「日本庭園」のルーツともいえる庭が築かれていました。そ…
和歌山県和歌山市にある総数900基超もの古墳群が、国の特別史跡に指定される岩橋千塚古墳群(いわせせんづかこふんぐん)。4世紀末〜7世紀にかけて造られた全国有数の群集墳で、「和歌山は渡来文化の窓口」、そして大和盆地での王権…
北東北でも現在の岩手県では、7世紀に「終末期古墳」と呼ばれる石室をもたない小さな古墳が築かれるようになります。本州北端の青森県ではさらに遅れた8世紀後半頃から古墳が築かれるようになり、本州最北の鹿島沢古墳群(八戸市)が誕…
日本最北端の前方後円墳は、岩手県奥州市にある角塚古墳で、古墳時代、ヤマト王権の勢力北限と推測できますが、津軽海峡を渡った北海道の道央、江別市にある江別古墳群が、「日本最北の古墳」。ただし、平安時代初期を中心とした群集墳で…