旧集成館反射炉跡
日本初の近代的な工場群である「集成館」を仙巌園内に設けた薩摩藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)ですが、藩の富国強兵、そして外国船への備えから嘉永4年(1851年)、オランダの技術書の翻訳書を参考に西欧の鋳造技術を導入し、…
日本初の近代的な工場群である「集成館」を仙巌園内に設けた薩摩藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)ですが、藩の富国強兵、そして外国船への備えから嘉永4年(1851年)、オランダの技術書の翻訳書を参考に西欧の鋳造技術を導入し、…
川中島の合戦で、信州の善光寺焼失を恐れた信玄が、永禄元年(1558年)、御本尊の善光寺如来をはじめ、諸仏・寺宝類を奉遷するために建てた寺が甲府市に建つ甲斐善光寺(かいぜんこうじ)。寺の建つ板垣の郷は、善光寺を建立した本田…
長良川の河口から上流へと遡ること12km、愛知県愛西市にある船頭平閘門(せんどうひらこうもん)は、明治時代の木曽三川分流工事によって生じた、木曽川と長良川を結ぶ運河水面の高低差(1mほど)を克服するために設置されたパナマ…
現在は三重県四日市市内となった富田六郷の総氏神で、平安時代編纂の『延喜式神名帳』に記載される古社が鳥出神社(とりでじんじゃ)。日本武尊(やまとたけるのみこと)が能褒野(のぼの)で没したときに、白鳥になって熱田に向かう途中…
四日市港の近代化のために昭和6年に完成した長さ58m、幅4mの跳開式可動鉄道橋梁で、今も現役。門のようなスタイルの鉄柱からのケーブルで橋の中央部が引っ張られて持ち上がる仕組み。鉄道橋で、橋梁上には、四日市港線(現在は四日…
乗鞍山上の畳平と平湯峠を結ぶ乗鞍スカイラインは、日本一の高所を走る有料道路。畳平から北側の1kmほどは、桔梗ヶ原(ききょうがはら)のお花畑とハイマツ帯を走り抜け、雲上ドライブで奥飛騨温泉郷へと下っていきます。車窓には、槍…
乗鞍山上・畳平にある乗鞍岳バスターミナル(標高2702m)の横に建つ立派な社が、乗鞍本宮中ノ宮。五十猛大神(いそたけるおおみかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、大山津見大神(おおやまつみかみ)、淤加美神(おかみのか…
平湯バスターミナル、ほおのき平バスターミナル、長野県側の乗鞍高原からの乗鞍エコーライン経由の登山バス、ご来光バスの終点、乗鞍山上の畳平(標高2702m)にあり、日本最高所にあるバスターミナルになっています。1階に乗鞍自然…
乗鞍岳山頂への登山ルート起点となるのが、標高2700mの畳平。岐阜県側から乗鞍スカイライン、長野県側から乗鞍エコーライン(県道乗鞍岳線)で到達でき、車(バス・タクシー)で行くことのできる日本最高所となっています(正確には…
岐阜市にある14世紀末頃に創建、永正8年(1511年)、斎藤利匡(さいとうとしまさ)が再興した(開山は独秀乾才)臨済宗妙心寺派の寺、崇福寺(そうふくじ)。永禄10年(1567年)、織田信長が斎藤道三の孫の斎藤龍興を亡ぼし…
高野山金剛峯寺(こうやさんこんごうぶじ)の西端に位置する高野山山内の正門(総門)が大門(だいもん)。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつ。門が築かれたのは平安時代の末で、それ以前は九折谷(つづらおりだに)…
高野山に数ある塔頭(たっちゅう)寺院の中で、唯一、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となるのが金剛三昧院(こんごうさんまいいん)。建暦元年(1211年)、源頼朝の菩提を弔うために北条政子が創建。当初は禅定院と称…
羽黒山山頂に建つ出羽神社三神合祭殿は出羽三山信仰の中心となる存在で、月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した聖地。月山、湯殿山は、冬期間積雪のため参拝できないことから、三神を祀るようになったといわれています。明治維新以前の神…
羽黒山の登拝口の随神門から継子坂(ままこざか)を下った祓川の谷合にある禊(みそぎ)の地が須賀の滝。承応3年(1654年)、出羽三山中興の祖といわれる天宥(てんゆう)が山中に堰を巡らせ、8kmほど離れた水呑沢から導水した水…
立石寺の大仏殿は、奥の院の隣に位置し、像の高さ5mの金色の阿弥陀如来像が安置されています。毎日、卒塔婆(そとば)供養が行なわれ、彼岸の中日の施餓鬼法要(せがきほうよう)には、宗派を越えた参拝者で賑わいます。
立石寺奥の院は、正式には如法堂といい、立石寺開山の租、円仁(慈覚大師)が唐(中国)で修行中に持ち歩いたといわれる、釈迦如来と多宝如来を本尊としています。石墨草筆(千年以上使っても擦り減らないという硬い石墨と草で作った筆)…
宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)の百丈岩と呼ばれる断崖絶壁の上に建つ赤い小さな納経堂は、衆徒が奥の院で行なう写経を納めるお堂。奥の院の如法堂で書写の法華経を奉納するために納経堂と通称されています。山内で最も古い建…
山寺と通称される立石寺(山形県山形市)の根本中堂の西、仁王門の下に位置する弥陀洞(みだどう)は、長い年月の風雪に、新第三紀中新世の凝灰岩が削られ、阿弥陀如来の姿を造りだしたといわれるもの。1丈6尺(4.8m)の姿から「丈…