根城
青森県八戸市街地の西端、馬淵川南岸の河岸段丘上に築かれた中世の城。後醍醐天皇の皇子・義良親王(のりよししんのう=後村上天皇)を奉じて陸奥国に下向した北畠顕家(きたばたけあきいえ)が南朝方の拠点として築城。南朝方の根本とな…
青森県八戸市街地の西端、馬淵川南岸の河岸段丘上に築かれた中世の城。後醍醐天皇の皇子・義良親王(のりよししんのう=後村上天皇)を奉じて陸奥国に下向した北畠顕家(きたばたけあきいえ)が南朝方の拠点として築城。南朝方の根本とな…
国道139号近くにあり、源頼朝の富士の巻狩りの際に曽我兄弟が工藤祐経(くどうすけつね)の仇討ちを密談。滝の音が消えるように念じたら、その音が見事に止まった、という伝説が残されおり、それが滝名の由来に。すさまじい轟音ととも…
断崖から白い絹糸を垂らしたように流れ落ちる優美なさまから、名が付けられたのが静岡県富士宮市の白糸の滝。高さ20m、幅121mで、富士山麓では最大の滝で、滝壺近くまで下りることも可能。川の水は平均水温11度と冷たく、夏でも…
戦国の名将・上杉謙信が居城を構えた春日山。もとは越後守護・上杉氏の要害(ようがい)として南北朝時代の14世紀末に築かれ、守護代である長尾高景(ながおたかかげ)が住んだ鉢が峰城が前身。長尾為景、晴景、長尾景虎(上杉謙信)、…
新発田藩10万石の政庁となった城で、新潟県内では唯一、江戸時代の遺構が現存しています。初代の新発田藩主・溝口秀勝(みぞぐちひでかつ)が1598(慶長3)年に築城を開始、3代藩主・溝口宣直(みぞぐちのぶなお)の代の1654…
将軍家に最も近い親藩の城である甲府城で一番の高台である本丸に位置するのが天守台。天守台は台形状で、1590年代に築城された当時のままの野面積(のづらづ)みの石垣が現存しています。西側に配された階段で石垣の上に上がることも…
甲府城(舞鶴城)の北辺、稲荷曲輪(いなりくるわ)の復元櫓。稲荷曲輪御櫓(いなりくるわおんやぐら)が正式な名称で、城内の鬼門の北東に位置することから御艮櫓(おんうしとらやぐら)とも呼ばれ、藩政時代には武具蔵として使われまし…
甲斐国の府中という意味で武田信虎が居館を躑躅ヶ崎館(現在の武田神社)に移した際に甲府と名付けられましたが、現在の甲府駅近くにある甲府城は、豊臣時代に築城以降の近世の城跡。江戸時代には徳川家の西への守りとして機能しました。…
甲府城は中央本線の開通で分断されていますが、甲府駅北口部分が歴史公園として発掘保存され、山手御門が復元されています。山手御門とは、土橋を渡って最初にくぐる山手門(やまのてもん)と虎口先の山手渡櫓門(やまのてわたりやぐらも…
大正8年、武田信玄を祭神として創建された神社で甲斐の国の総鎮守。場所は武田信虎、信玄、勝頼の武田氏3代、63年間の居城だった、躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)跡。1575(天正3)年に長篠の合戦で大敗した勝頼が、館を捨て…
平成2年に公益財団法人日本さくらの会の創立25周年記念として、当時の建設省、運輸省、環境庁、林野庁、全国知事会、財団法人国際花と緑の博覧会協会の後援で選定された「日本さくら名所100選」。9つの基準をクリアして選ばれた「…
弘前公園(弘前城跡)にあるのが「日本最古のソメイヨシノ」。単一のクローンで、病害にも弱いというソメイヨシノは60年〜80年が寿命ですが、「日本最古のソメイヨシノ」は、明治15年に植えられたもの。脅威の長寿には、りんごで培…
天守閣、櫓(やぐら)、城門など、築城時の形態がそのまま残る弘前城の城址公園。桜の名所として有名で、4月下旬〜5月上旬に、ソメイヨシノ、枝垂桜(シダレザクラ)、カスミザクラなど80品種、5000本の桜が咲き乱れ、「日本さく…
津軽藩の2代藩主・津軽信牧(つがるのぶひら)が1611(慶長16)年に築いた城が弘前城。一帯は弘前公園として整備されゴールデンウィーク前後には5000本の桜が咲き、「日本さくら名所100選」にも選定。弘前城は全国でも珍し…
津軽鉄道の五所川原駅(現在の津軽五所川原駅)〜金木駅間が開通した昭和5年開業の駅舎。昭和50年まで現役の駅舎として使われましたが、現在は地元NPO法人「かなぎ元気倶楽部」が運営する赤い屋根の喫茶店「駅舎」として営業中。こ…
青森県五所川原市金木町芦野にある津軽鉄道線の駅。津軽五所川原駅〜津軽中里駅を結ぶ線で、冬季の「ストーブ列車」で有名。芦野公園駅は、五所川原駅(現在の津軽五所川原駅)〜金木駅間開通の昭和5年の開業。「東北の駅百選」にも選定…
太宰治の生誕地として知られる青森県五所川原市金木町と中泊町にある自然公園。中泊町の大沢内溜池と五所川原市の藤枝溜池一帯の612haが公園に指定されています。藤枝溜池(芦野湖)を中心に2200本の桜と1800本の老松が湖畔…
岩手県北上市、珊瑚橋付近の北上川東岸に広がる293haの自然豊かな公園で、大正10年の開園。ソメイヨシノを中心に約1万本の桜や10万本のツツジがあり、桜の開花は例年4月中旬〜下旬にかけて。遊覧船や渡し舟などを利用して川か…