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日本寺・大仏

鋸山(標高329.1m)に広がる広大な日本寺。一歩山に踏み入れば、山内各所に石仏や道場が点在し、いかにも霊山の趣です。なかでもっとも巨大な石造物が、大仏(薬師瑠璃光如来)。台座からの高さ31.05mは、奈良大仏(東大寺盧舎那大仏)の18.18m、鎌倉大仏(鎌倉高徳院の阿弥陀如来)の13.35mをはるかに凌ぐ日本一!

瑠璃光をもって衆生の病苦を救う!

原型は1783(天明3)年に、東海千五百羅漢と同様に大野甚五郎英令が、27人の門徒と3年を費やして岩山に彫刻した9丈2尺(約30m)の大仏。その後、風化によって崩壊した大仏を昭和44年に彫刻家・八柳恭次の指導で復元。

昭和56年には2639段という御影石の石段も再整備されています。広場の売店ではミニ地蔵なども販売。ちなみに薬師瑠璃光如来は宇宙全体が蓮華蔵世界たる浄土であることを現したもの。世界平和の象徴でもあり、瑠璃光をもって衆生の病苦を救う現世利益をもたらすありがたい仏様なのです。

日本寺大仏に至る方法は6通り!

大仏に至る方法は、
(1)鋸山ロープウェーで山頂駅へ行き、日本寺西口管理所からアプローチ。西口管理所から百尺観音、地獄のぞき、瑠璃光展望台(山頂展望台)、通天関から東海千五百羅漢経由のプランがおすすめです。
(2)鋸山登山自動車道(有料道路)を使い、終点の西口管理所近くの山頂駐車場に車を入れ、百尺観音、地獄のぞき、瑠璃光展望台(山頂展望台)、通天関から東海千五百羅漢経由の周回プランがおすすめです。
(3)鋸山登山自動車道(有料道路)を使い、途中の大仏口の駐車場に車を入れ、大仏口管理所から大仏前参道を歩けば大仏です。もっとも上り下りがなく、年配の方がいる場合にはこのルートが安心。
(4)鋸南町側から一般道(鋸山観光自動車道=無料)で東口管理所近くの駐車場に入り、少し階段を上る方法。
(5)金谷側(浜金谷駅)から登山し、百尺観音(北口管理所)から入る方法。
(6)鋸南側(保田駅)から登山し、表参道経由で東口管理所から到達する方法。
と、6通りもあるので、アプローチにあたっては注意が必要です。

日本寺・大仏
名称日本寺・大仏/にほんじ・だいぶつ
所在地千葉県安房郡鋸南町元名184
関連HP日本寺公式ホームページ
電車・バスでJR浜金谷駅から徒歩8分の山麓駅から鋸山ロープウェーで4分、鋸山駅下車、徒歩35分(山頂展望台・千五百羅漢道経由)。またはJR浜金谷駅からタクシーで15分、日本寺大仏管理所下車、徒歩5分
ドライブで館山自動車道木更津南ICから国道127号を館山方面に29km走った明鐘岬から鋸山道路を利用
駐車場東口管理所駐車場(200台/無料)
問い合わせ日本寺 TEL:0470-55-1103/FAX:0470-55-1174
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

日本一の大仏に会いに、鋸山・日本寺へ!

「露坐の大仏」といえば鎌倉大仏(高徳院)が有名ですが、像高は11.3m。対して、千葉県鋸南町(きょなんまち)の鋸山(のこぎりやま)山中に鎮座する日本寺・大仏は大岩壁を刻んだものですが、像高31.0m、日本一巨大な大仏です。百尺観音、地獄のぞ

ラピュタの壁

千葉県富津市、東京湾から眺めるとノコギリのように立ちはだかることが山名の由来という鋸山(標高329.1m)。全山、凝灰岩の山で南房総・鋸南町側は日本寺の境内ですが、富津市側は金谷石の石切り場跡が断崖絶壁として残存し、そのひとつがラピュタの壁

鋸山・地獄のぞき

鋸山(のこぎりやま)のほとんどが、その寺域の日本寺。なかでも、鋸山山頂、石切場跡を眼下にする瑠璃光展望台(山頂展望台)の一角にある「地獄のぞき」は圧巻! 昭和58年頃まで、房州石(金谷石)を切り出したという採石場跡が、落差100mの断崖とな

鋸山・十州一覧台

東京湾・浦賀水道を見下ろす、標高329.1mの鋸山(のこぎりやま)。山頂には房州石を切り出した石切場跡があり、削られた断崖はスリル満点の展望台となっています。その鋸山の入口、日本寺西口管理所から徒歩5分にあるのが、十州一覧台。十州を視野に入

日本寺・東海千五百羅漢

鋸山山頂(瑠璃光展望台)と日本寺大仏を結ぶ日本寺境内のメインルートに配された羅漢群(石仏群)。西国観音、百躰観音など、山頂から大仏広場までのいたるところに石仏を見かけますが、これが、「東海千五百羅漢」と呼ばれる江戸時代後期に奉納された石仏群

日本寺・百尺観音

凝灰岩からなる鋸山(標高329.1m)の大半が、その霊域となっている日本寺。一歩山に踏み入れば、各所に石仏が点在し、いかにも霊山の趣となっています。その山頂の一角、金谷下山口(北口管理所)にあるのが、百尺観音。昭和41年に6年の歳月を費やし

日本寺

寺伝によれば、聖武天皇の勅願により、行基によって725(神亀2)年に開山された関東屈指の古刹。当初は、南都六宗の一つで遣唐使が日本にもたらした法相宗だったとか。東京湾に臨む鋸山(のこぎりやま)全体が霊域で、鋸南町側(南側の山腹)に堂宇が並び

鋸山登山自動車道

鋸山(日本寺)へのドライブルートは2本。ひとつが有料道路の「鋸山登山自動車道」(全長2.6km)。この有料道路を使って、途中の大仏口駐車場に車を入れれば大仏前参道で日本寺大仏に楽ちんアクセス。終点の山頂駐車場に車を入れれば、西口管理所前で、

 

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