もっとも犯罪が多い都道府県は、関西に! 10万人当たり刑法犯認知件数 TOP30

警視庁が発表する2023年の都道府県別の刑法犯認知件数(人口10万人当たり刑法犯認知件数)のTOPは、大阪府の914.6件、2位は群馬県、3位は茨城県の順です。全国総数は2014年に121万2163件だったのが2023年には70万3351と大きく減少、治安は良くなっていることがわかります。

社会活動が活発化したことが影響して犯罪の増加も

警視庁や各道府県警が発表する刑法犯認知件数(警察署別・市町村別)を見てみると、人口比で犯罪が多いのは、東京都新宿区が1位で10万人当たりの刑法犯認知件数は、1413人。
2位は東京都渋谷区で1320人、3位が上野と浅草のある台東区で1240人と続き、繁華街での犯罪が多いことがわかります。
4位には大阪市(1234人)、5位に池袋のある豊島区(1063人)、6位大阪府・門真市(1041人)、7位兵庫県・尼崎市(948人)、8位埼玉県・八潮市(912人)、9位大阪府・東大阪市(838人)、10位大阪府・守口市(815人)と続き、上位20位以内に大阪府が8都市含まれ、大阪府の治安が良くないことがわかります。

大阪府の刑法犯遭遇率は、128人に1件で、全国1位ですが、自転車盗、すり、強盗、ひったくり、殺人の5つで全国1位、特殊詐欺、自動車盗、強制性交等の3つで全国3位となっています。

大阪府では、2022年に21年ぶりに犯罪件数が増加に転じていますが、2023年はそれをさらに上回り、2年連続の増加となっています。
とくに大阪府では特殊詐欺の件数が過去最悪で、被害額も36億円。
殺人や強盗などの凶悪犯罪は740件と2021年に比べて16%も増加しています。
窃盗も2021年比で18%増ですが、とくに自転車の盗難が増えているとのこと。

大阪府警は、新型コロナウイルスの5類への移行に伴い、社会活動が活発化したことが影響しているのではとみています。

10万人当たり刑法犯認知件数 TOP30

順位都道府県名10万人当たりの
刑法犯認知件数
認知件数検挙件数検挙人員
1位大阪府914.68万1482万14021万5766
2位群馬県700.61万332653423065
3位茨城県699.71万976759583374
4位兵庫県694.03万72671万44371万952
5位埼玉県677.34万96531万57959973
6位福岡県652.23万32841万21508923
7位東京都632.58万90983万11492万1968
8位栃木県629.01万193234632169
9位愛知県626.34万68321万55821万2298
10位香川県622.1576126861650
11位沖縄県621.5912440752979
12位岐阜県617.21万191947292840
13位千葉県599.93万75381万18067589
14位三重県576.4995538102116
全国565.670万335126万955018万3269
15位滋賀県552.3777136652447
16位愛媛県527.4680933661736
17位広島県518.21万418859003963
18位宮城県511.61万158347892904
19位岡山県499.7923040332803
20位高知県477.331791556918
21位神奈川県475.14万38461万69381万712
22位佐賀県471.7375018521199
23位京都府468.81万188555603857
24位福島県452.9800332632046
25位和歌山県451.6402824161705
26位奈良県451.5585235392249
27位富山県447.0450125241827
28位静岡県439.21万561274545428
29位北海道436.62万22321万9598728
30位鹿児島県433.9672127351927
『令和5年の刑法犯に関する統計資料』、『令和6年警察白書 統計資料』(警視庁)などにより編集
もっとも犯罪が多い都道府県は、関西に! 10万人当たり刑法犯認知件数 TOP30
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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