2月16日は、日蓮聖人が生まれた日、日蓮聖人降誕会(日蓮の誕生日)です。誕生寺(千葉県鴨川市)では『宗祖御降誕会』が執り行なわれます。寒天の日、日本で最初に天気図の作られた日、もっそう祭(輪島市)、『土佐日記』の旅終わる日(紀貫之が京に帰着)にもなっています。
日蓮聖人降誕会(日蓮の誕生日)
日蓮聖人は、貞応元年(1222年)2月16日、安房国東条郷(現在の千葉県鴨川市小湊)で生誕。
千葉県鴨川市にある大本山小湊誕生寺では『宗祖御降誕会』が執り行なわれます。
TOPの画像は誕生寺にある日蓮聖人御幼像。下の画像は誕生寺本堂。内陣の折上格天井に仏教植物の天井画(石川響画伯筆)85枚を掲額。
ちなみに2021年2月16日には日蓮大聖人御降誕800年を迎えます。
寒天の日
平成17年2月16日、NHKテレビ『ためしてガッテン』で寒天が取り上げられ、寒天が大ブームになりました。それを記念して長野県茅野商工会議所と長野県寒天加工業協同組合が制定。
天然製造の寒天は、この時期に大詰め。
寒天の原料となる天草(てんぐさ)で、もっとも良質なものを産するのは、長野県寒天加工業協同組合などの話によれば、下流(したる)などを中心とする静岡県南伊豆町と松崎町。伊豆半島の南部と西南部ということになります。
織田信長、オルガンティノにセミナリヨ(神学校)建設用地を与える
『信長公記』などによれば、天正8年2月16日(1580年3月11日)、織田信長は安土城下の沼を埋め立て、イエズス会のイタリア人宣教師・オルガンティノにセミナリヨ(神学校)の建設用地を与えています。
これが安土セミナリヨです。
天気図の日
明治16年2月16日、ドイツ人の気象学者エリヴィン・クニッピング(Erwin Knipping)の指導のもと、東京気象台(気象庁の前身、当時内務省地理局所属)が当日午前6時の観測値と天気に基づいて7色刷りの日本初の天気図が作成されました。
当時東京気象台は江戸城本丸跡(現・皇居東御苑)に置かれていました。
この天気図は何枚か印刷され内務大臣・山縣有朋と明治天皇にも献上されましたが残念ながら現存していません。
気象庁に現存する最古の天気図は、明治16年3月1日に日本で最初に配布された天気図です。
天気図記念日と通称されていますが、気象庁や記念日協会などが制定するものではなく、通称です。
ニコライ祭
日本ハリストス正教会を設立の聖ニコライは、明治45年2月16日没。1861年に箱館のロシア領事館附属礼拝堂司祭として着任。
ロシア正教会の修道司祭聖ニコライ(のち初代日本大主教)によって正教の教えがもたらされ、これがその後の日本ハリストス正教会の設立につながりました。
函館ハリストス正教会(復活聖堂)、東京都千代田区神田駿河台のニコライ堂がゆかりの教会です。
『土佐日記』の旅終わる(紀貫之京に帰着)
土佐国に国司として赴任していた紀貫之は、承平4年(934年)12月21日、土佐国の国府(高知県南国市比江)を出発。承平5年2月16日に京に着いています。この55日間の旅を「をとこもすといふ日記といふ物を ゝむなもして心みむとてするなり」(定家本)という始まりで記した日本初の日記形式の紀行文。
もっそう祭|輪島市
2月16日、石川県輪島市久手川町(ふてがわまち)で『もっそう祭』が行なわれます。
年貢の取り立てに苦しんだ農民たちが年に2度密かに集まり、隠し田で作った米を「盛りきりの飯」として腹一杯食べたのが始まり。
来年の豊作を祈りながら、輪島塗の椀に5合ほど盛られたご飯を食べるもの。
2月16日生まれの有名人は?
小説家・大谷羊太郎、映画監督・吉田喜重、ゴルフ・杉本英世、歌手(こまどり姉妹)の並木栄子・並木葉子、女優・多岐川裕美、漫画家・しらいしあい、漫画家・山本おさむ、漫画家・遠山光、漫画家・外薗昌也、歌手・中原薫、ラグビー・吉田義人、女優・中村由真、女優・立原麻衣、女優・西田尚美、歌手・相川七瀬、俳優・中村俊介、俳優・オダギリジョー、女優・佐伯日菜子、女優・香椎由宇ほか。
2月16日生まれの誕生花は?
月桂樹、セントポーリア、寒緋桜(かんひざくら)
明日は何の日? 昨日は何の日?
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