もっそう祭|輪島市

もっそう祭

2月16日、石川県輪島市久手川町(ふてがわまち)で『もっそう祭』が行なわれます。年貢の取り立てに苦しんだ農民たちが年に2度密かに集まり、隠し田で作った米を「盛りきりの飯」として腹一杯食べたのが始まり。来年の豊作を祈りながら、輪島塗の椀に5合ほど盛られたご飯を食べるもの。以前は8合の飯をもったこともあったとか。

黙ってもくもくと5合のもっそう飯をたいらげる

もっそう祭
もっそう祭

もっそう飯(物相飯)は、物相(円筒形の曲げ物)に盛った、盛りきりの飯のこと。
輪島市久手川町で、毎年2月16日早朝、地元住民(15世帯)が当番宿となった民家(または久手川町集会所)に集まり、輪島塗の椀に円筒状に盛ったご飯を食べる風習。
4:00頃から準備に入り、7:00頃から盛りつけが始まります。
5合なので、茶碗にすればなんと、10杯分にも。
もっそう飯は、会話をせずに黙々と食べるのが昔からの慣わしですが、食事中に口げんかから仲間割れが起き、藩の重罪である隠し田の秘密が漏れるのを防ぐための知恵なのだとか。
おかずとして、大根とニンジンの酢の物、ゴボウのナンバあえ、ワラビのからしあえ、みそ汁が付きます。

もっそう祭|輪島市
開催日 2月16日
所在地 石川県輪島市久手川町
場所 久手川集会場
関連HP 輪島市観光協会公式ホームページ
問い合わせ 輪島市観光課 TEL:0768-23-1146
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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