高速バスで初の完全個室型「ドリームスリーパー東京・大阪奈良号」とは!?

ドリームスリーパー東京・大阪奈良号

関東バスと奈良交通が共同運行する夜行高速バス「ドリームスリーパー東京・大阪奈良号」。業界初の全室扉付き完全個室型で、1便11席という豪華版。「ホテルのような豪華夜行高速乗合バス」が売りで、「移動しながら心地よい睡眠を手に入れるという新時代の移動空間が実現」とPRしています。車内は全席禁煙。

全11席、完全個室でリラックスウェアの貸し出しも!

ドリームスリーパー東京・大阪奈良号
バスの車内とは思えない雰囲気で両側に個室が並ぶ

内部は全部で11室にセパレートされ、部屋によって若干異なるものの個室は幅が85cm、奥行きは160cmほどの広さがあります。

しかもシートは、NASA考案「ゼログラビティ」理論を取り入れた電動リクライニングシートというこだわり。
全面にカーペットが敷かれ、備え付けのスリッパがあるので、まさに靴を脱いでリラックスできます。
電動リクライニングシートの前には折りたたみ式のテーブルあり、リクライニングなどのスイッチはシート横に配置。
プラズマクラスターイオン発生機、調光機能付き照明、コンセント、USBジャック、Wi-Fi、快眠音楽(4種類のBGM)、緊急時のSOSボタンを完備しています。
スリッパ、歯ブラシセット、ウェットタオル、ミネラルウォーター、めぐリズム、マスク、ワッフルコットン素材のリラックスウェア(貸し出し)、ブランケット(貸し出し)、ヘッドフォン(貸し出し、カバー付き)、iPhone・Android 用USBケーブル(貸し出し)というアメニティが用意され(内容を変更する場合もあるので、乗車前に確認を)、扉を閉めれば完全な個室となるので、まさに「動くホテル」といった感じです。

天井には小型のカメラが埋め込まれていますが、車が移動中に立ち上がっている人がいないか、運転手がチェックするためのもので、座席部分は死角なので、座っていたり、眠っている場合にはカメラの視野には入らない仕組みです。

車体の中央階段下に温水洗浄便座・水浄化機能付きのトイレが配され、バス最後方には収納式の椅子のある独立型のパウダールームが備わっています。
リラックスウェアを借りてのんびりとくつろぎ、「移動そのものを楽しんでもらえるバス」とのことですが、運行日は目下土・日曜、祝日などに限定されています。

運行ダイヤは、バスタ新宿23:15発〜(足柄SAで休憩)〜南海なんば高速バスターミナル6:35着〜大阪駅前(桜橋口)7:00着〜大和西大寺駅南口7:50着〜JR奈良駅東口8:10着。

上りは、JR奈良駅東口21:35発〜大和西大寺駅南口22:00発〜南海なんば高速バスターミナル22:50発〜大阪駅前(桜橋口)23:15発〜(草津SAで休憩)〜バスタ新宿6:35着。

料金は、運賃(7000円~9000円)+座席料金(1万1000円)で、合計1万8000円~2万円。
乗車券は、1ヶ月前(乗車日の同日)から発行。
「発車オ~ライネット」での予約購入が便利です。
東京駅〜新大阪駅のグリーン車利用とほぼ同じ料金で、無駄なく夜行で移動できるということで、人気があります。

ドリームスリーパー東京・大阪奈良号
外見は普通の高速バスのようですが、開発費はなんと1億円!
高速バスで初の完全個室型「ドリームスリーパー東京・大阪奈良号」とは!?
関連HP 関東バス公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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