外食が多い県庁所在地・政令指定都市はどこ!? 全52都市のランキングを紹介

総務省統計局の家計調査の1世帯当たり品目別年間支出金額及び購入数量(二人以上の世帯)の2021年~2023年平均データから、外食に使われる金額のランキングを紹介。もともとの物価、飲食店の平均価格などの差もありますが、全国平均の13万9504円を大幅に上回るTOPは、やはり東京都区部でした。

最下位は青森市で全国唯一10万を切る消費額

家計調査では、外食を(1)原則として飲食店における飲食費、(2)飲食店により提供された飲食物は、出前、お持ち帰りにかかわらず、全て外食、(3)学校給食も含むと定義しています。
通常「外食」と言う場合のイメージから外れており、無償化している自治体もあるため、ここでは学校給食を除いた一般外食のデータで比較、ランキングしています。

上位の都市と最下位の青森市では、なんと年額で2倍以上の差があり、少し意外な感じも。
2位の名古屋市、5位の岐阜市は喫茶店文化もあり、ファミリーやカップルで外食する文化が根付き、車で出かける郊外型の飲食店が多いのも特徴です。
和食、中華料理、洋食、喫茶代という個別のランキングでは岐阜市は外食使用額のTOPです。

イメージはさほどありませんが岐阜市は水の美味しさを背景に、美味しい店が多いのかもしれません。

全国平均より上位には西日本の都市が多く、関東以北では、さいたま市、川崎市、横浜市、千葉市、宇都宮市、相模原市がランクイン。
北陸では9位に金沢市、17位に富山市が入っています。

東北は外食が少なく、52位(最下位)の青森市、49位に盛岡市、47位に秋田市、42位、32位に仙台市、31位に山形市に福島市がランクイン。

意外なのは長崎市の48位、ちゃんぽん、卓袱(しっぽく)など、長崎に行ったら食べたい料理は数あるものの、地元の人は意外に外食をしない傾向があるということに。
49位の盛岡も、冷麺など麺文化があるものの、外食する人は少ないということに。


31位の山形市は、中華そばだけは支出が多く、外食でもトップで、そば街道で有名な日本そばでも、5位にランクイン。
中華そば、日本そばが順位を押し上げて31位に。
逆にそれ以外の使用額は少ないということに。

外食が多い県庁所在地・政令指定都市 全52都市のランキング

順位都市名金額
1位東京都区部20万4775円
2位名古屋市19万342円
3位さいたま市18万6973円
4位川崎市17万7547円
5位岐阜市17万3584円
6位横浜市17万812円
7位神戸市16万8035円
8位千葉市16万3147円
9位金沢市15万7506円
10位宇都宮市15万6507円
11位高知市15万5056円
12位堺市15万3463円
13位京都市15万3321円
14位静岡市15万1311円
15位福岡市15万764円
16位大津市15万89円
17位富山市14万7342円
18位高松市14万5952円
19位奈良市14万5509円
20位相模原市14万4985円
21位徳島市14万3557円
22位広島市14万3427円
23位大阪市14万62円
全国平均13万9504円
24位熊本市13万9193円
25位岡山市13万9084円
26位津市13万8984円
27位前橋市13万780円
28位浜松市12万9968円
29位鹿児島市12万9489円
30位長野市12万7671円
31位山形市12万5188円
32位仙台市12万4484円
33位佐賀市12万4310円
34位甲府市12万3272円
35位札幌市12万3007円
36位水戸市12万2177円
37位新潟市12万1183円
38位大分市12万911円
39位福井市12万860円
40位北九州市12万419円
41位松江市12万312円
42位福島市11万5619円
43位宮崎市11万2303円
44位山口市11万2070円
45位鳥取市11万945円
46位那覇市10万8827円
47位秋田市10万5664円
48位長崎市10万5489円
49位盛岡市10万5470円
50位和歌山市10万4916円
51位松山市10万264円
52位青森市8万8996円
外食が多い県庁所在地・政令指定都市はどこ!? 全52都市のランキングを紹介
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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