サイトアイコン ニッポン旅マガジン

越前大野城に「天空の城シーズン」が到来!|2024

越前大野城「天空の城」

福井県大野市の越前大野城が雲海に浮かぶのが「天空の城」。2024年は秋の連休最中の10月13日(日)早朝、今季初めての完璧な「天空の城」が実現しました。放射冷却によって雲海が生じ、早朝5時頃に雲の上に浮かぶ越前大野城が姿を表しました。

「天空の城」が見られるのは年十数回のみ

撮影スポットとなるのは、越前大野城の西1kmほどのところにある標高324mの犬山城(戌山城・いぬやまじょう)の城跡、南出丸下(天空の城展望台)。

犬山の登山道は、鍬掛(くわかけ)コースで、「天空への小径」と名付けられていますが、日の出前に登り始める人が多いため(徒歩20分ほど)、クマやイノシシに遭遇する可能性があることや、冬は雪が降るなど、少し危険が伴います(周辺に公衆トイレはありません)。
撮影スポットに転落防止柵などはないため、譲り合っての撮影が必要(テントを持ち込んで野宿することはできません)。

しかも、「天空の城」が登場するのは、秋から春の、放射冷却の早朝だけ。
前日の昼と翌日朝方の気温差が大きいことや、前の日に雨が降って湿度が高いなどの条件が揃わないと雲海が生まれないため、越前大野城の場合は、年間を通して十数回とのこと。

それでも「11月が最も多く出現する時期」(地元のカメラマンの話)なので、これから秋の深まりとともに、再び出現が期待できるということになります。

越前大野城に「天空の城シーズン」が到来!|2024
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

越前大野城

1575(天正3)年に越前を平定した織田信長は、翌1576(天正4)年、のちに高山藩主として名を馳せる金森長近を4万石で越前大野に封じました。その金森長近が標高249.1mの亀山に築いたのが越前大野城(亀山城)。天守などは1775(安永4)

天空の城展望台

福井県大野市鍬掛(くわかけ)、天空の城として有名な越前大野城を眺める展望台が、天空の城展望台。越前大野城の南西1kmほどに位置する犬山城(戌山城・いぬやまじょう)の南出丸下が展望台として整備されたもの。あくまでハイキングで到達できる展望地な

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了