延べ宿泊者数の少ない県をランキングし、TOP10を紹介します。最も少ないのは佐賀県で、最大の東京都に比べると4%ほどに。ビジネス客が少ないことも理由のひとつですが、大観光地がなく、観光的には穴場的な県といえるかもしれません。観光PRに熱心な鳥取県、そして修学旅行も多い奈良県が上位なのは少し意外です。
京都と奈良では宿泊者数が桁違いという結果に!
TOPの佐賀県には吉野ヶ里歴史公園、唐津などもありますが、まだまだその魅了が全国区ではないのかもしれませんが、かつて新婚旅行のメッカとして名を馳せた宮崎県も8位です。
秋田県を除いて西日本が多いのは、首都圏からのアクセスも影響しているのかもしれません。
新幹線で東京と結ばれた富山県も北陸新幹線の開通効果が衰えて、観光客が減少、福井県、石川県の人気ぶりとは違って、10位にランクイン。
関西に近い徳島県が意外に苦戦で2位。
5位には対前年度の減少が国内ワーストの高知県がランクインしています。
4位の奈良県は述べ宿泊者数が283万4450人泊。
京都、奈良と並び称される京都府は
3421万710人泊なので奈良県は京都府の8.3%ということに。
訪日外国人観光客だけを比較しても奈良県の39万9920人泊に対して、京都府は1693万8020人泊とわずかに2.4%という結果に。
奈良市や吉野山などは、宿泊施設数が限られ、通過型、日帰り観光が多いことがわかります。
「宿泊者が少ない県」 TOP10
順位 | 都道府県名 | 延べ宿泊者数 (人泊) | 日本人 延べ宿泊者数 | 訪日外国人 延べ宿泊者数 | 2019年比 | 2023年比 |
1位 | 佐賀県 | 234万4950 | 211万5650 | 22万9300 | -16.3% | -3.5% |
2位 | 徳島県 | 253万8210 | 236万4550 | 17万3660 | -1.2% | +8.5% |
3位 | 鳥取県 | 259万9290 | 248万900 | 11万8390 | -10.0% | +16.6% |
4位 | 奈良県 | 283万4450 | 243万4530 | 39万9920 | +4.0% | +7.0% |
5位 | 高知県 | 292万2020 | 279万290 | 13万1730 | +0.7% | -22.1% |
6位 | 秋田県 | 314万9560 | 302万9950 | 11万9610 | -13.8% | +5.0% |
7位 | 島根県 | 344万4710 | 336万1000 | 8万3710 | -5.4% | +4.2% |
8位 | 宮崎県 | 360万8900 | 339万5820 | 21万3080 | -16.5% | +6.9% |
9位 | 山口県 | 378万5580 | 366万50 | 12万5530 | +0.6% | +4.6% |
10位 | 富山県 | 375万9720 | 350万9350 | 25万370 | -1.3% | -4.4% |
上位には鳥取県、奈良県も!「宿泊者が少ない県」 TOP10 | |
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