石川県下で日本100名城に選定されるのは、加賀百万石の藩庁だった金沢城、そして能登半島・七尾市の七尾城(日本五大山城のひとつ)。続日本100名城に数えられるのは、加賀一向一揆勢と織田軍との攻防の地にもなった白山市の鳥越城ので、この3城が石川県三大名城ということに。
金沢城|日本100名城
所在地:石川県金沢市丸の内1-1
築城年:天正8年(1580年)/本格的築城は天正11年(1583年)
築城者:佐久間盛政/本格的築城は前田利家
主な城主:前田利長、前田綱紀、前田治脩、前田斉広など
史跡:
文化財:天明8年(1788年)築の石川門、安政5年(1858年)に再建された三十間長屋は、そして鶴丸倉庫は国の重要文化財
備考:金沢城公園として整備され、日本の歴史公園100選に選定
七尾城|日本100名城
所在地:石川県七尾市古府町
築城年:正長年間(1428年~1429年)
築城者:能登国守護・畠山満慶(はたけやまみつのり=能登畠山氏の初代当主)
主な城主:畠山満慶、前田利家、前田利政
史跡:国の史跡
遺構:本丸の石垣を中心に、二の丸、三の丸、西の丸、調度丸、長屋敷、遊佐屋敷、温井屋敷、寺屋敷、桜の馬場という各曲輪の石垣のほとんどが現存
備考:春日山城(新潟県上越市)、月山富田城(島根県安来市)、観音寺城(滋賀県近江八幡市)、小谷城(滋賀県長浜市)と並び、日本五大山城のひとつ
七尾市の七尾は、この山城を守る7つの尾根(松尾・竹尾・梅尾・菊尾・亀尾・虎尾・龍尾)に由来する地名
鳥越城|続日本100名城
所在地:石川県白山市三坂町
築城年:天正元年(1573年)頃
築城者:山内衆の主領・鈴木出羽守
主な城主:鈴木出羽守、吉原次郎兵衛
史跡:国の史跡
遺構:空壕、土塁、石垣の一部
備考:加賀一向一揆、白山麓門徒の拠点で、天正10年(1582年)、織田軍・佐久間盛政が鎮圧し、300余人が磔(はりつけ)に
石川県三大名城とは!? | |
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