金沢城

金沢城

加賀百万石のシンボル、金沢城は、加賀藩主・前田家の居城。天正11年(1583年)、前田利家により本格的な築城が開始されました。天明8年(1788年)築の石川門、安政5年(1858年)に再建された三十間長屋は、そして鶴丸倉庫は国の重要文化財。金沢城公園として整備され、日本100名城、日本の歴史公園100選に選定されています。

もともとは加賀一向一揆の拠点、尾山御坊のあった場所

金沢城

石川門

金沢城

三十軒長屋

もともとは、加賀一向一揆の拠点だった尾山御坊(おやまごぼう)のあった場所。
天文15年(1546年)に建立され、加賀における浄土真宗の拠点となっていました。

天正8年(1580年)、織田信長の配下、佐久間盛政(さくまもりまさ)が尾山御坊を攻め落とし、一向一揆の鎮圧後、加賀金沢城の初代の城主となりました。
当時は、越後の上杉謙信との攻防の地で、天正9年(1581年)には上杉景勝の加賀侵入もありました。

天正11年4月28日(1583年6月14日)、羽柴秀吉(豊臣秀吉)から加増を受けた前田利家が入城し、以降、加賀前田100万石の藩庁に。
天正15年(1587年)、キリシタン大名・高山右近を招いて城の大改築を行なっています。

慶長7年(1602年)、天守が落雷によって焼失、代わりに三階櫓が建造、その後、辰巳用水が城内に引かれています。

金沢城

菱櫓、五十間長屋、橋爪門櫓が復元されている

金沢城

橋爪門櫓の古写真

金沢城

現在の橋爪門櫓

金沢城

菱櫓

金沢城

往時のままに復元された菱櫓の内部

明治維新の廃城後は、陸軍歩兵第7連隊が駐屯し、明治14年、火災で石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫を残して建築物が焼失。

平成13年に、古絵図や古文書などを元に、安政頃の景観を再現して、菱櫓、五十間長屋、橋爪門櫓を復元。
金沢城公園の新たなシンボルとなっています。
乾櫓(いぬいやぐら)跡は、これらを見下ろす絶好のビューポイントなのでぜひお立ち寄りを。

平成22年に河北門を復元。
平成27年、玉泉院丸跡に玉泉院丸庭園と玉泉庵がオープンしています。

石川門(重要文化財)は現在では表門のように扱われていますが、実際は裏門にあたることに留意して登城を。

本丸、二の丸、三の丸があり、城主はおもに二の丸御殿で藩政を司っていました。
大手堀、いもり堀、百間堀(ひゃっけんぼり)、白鳥堀(はくちょうぼり)に囲まれていましたが、現存する堀は大手堀、いもり堀の一部(平成22年に復元)のみとなっています(他の堀は道路に転用)。

城内にあった徳川家康を祀る東照権現は、尾崎神社(金沢市丸の内5-5)となって城外に移されて存続しています。
江戸時代には、「北陸の日光」と崇められた権現ですが、 明治11年に陸軍の用地となり、現社地に遷座したもの。
金沢城の現存建物では最古のものとなるので、時間があれば寄り道を。

平成18年夏に封切られた『釣りバカ日誌17〜あとは能登なれハマとなれ!』や、テレビの『水戸黄門』でも石川門界隈がロケ地となっています。

金沢城

五十間長屋

金沢城

五十間長屋の内部

玉泉院丸コースで「石垣の博物館」を観賞
金沢城には見事な石垣が随所に残り「石垣の博物館」と呼ばれていますが、おすすめの石垣観賞の木道が玉泉院丸コース。
庭園借景石垣の代表とされる「色紙短冊積み」など金沢城でももっとも美しいといわれる石垣を間近に見ることができます。
玉泉院丸は西の丸に位置し、2代藩主前田利長の正室が住んだ場所です。
 

金沢城 DATA

名称 金沢城/かなざわじょう
所在地 石川県金沢市丸の内1-1
関連HP 金沢城公式ホームページ
電車・バスで JR金沢駅から北陸鉄道バス兼六園下方面行きで12分、兼六園下下車、徒歩5分
ドライブで 北陸自動車道金沢西ICから約8.3km、金沢東ICから約5.8kmで県営兼六駐車場
駐車場 554台(県営兼六駐車場)/有料
問い合わせ 石川県金沢城・兼六園管理事務所
TEL:076-234-3800/FAX 076-234-5292
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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