福岡県北九州市門司区と山口県下関市の間、関門海峡にかかる道路橋が、関門橋(かんもんきょう)。本州と九州を結ぶ吊り橋は、全長1068m、桁下の高さは61mで、昭和48年11月14日に開通。現在も関門海峡にかかる唯一の橋で、関門自動車道が通っています。
昭和48年に本州と九州を結んで誕生した吊り橋
最大支間長712mは、当時完成していた長大な吊り橋の若戸大橋を凌いで、東洋一。
昭和48年度の土木学会田中賞(作品部門)を受賞。
若戸大橋とともに、明石海峡大橋など本四連絡橋の先駆けとなりました。
橋を通る高速道路の正式名称は、関門自動車道(9.4km)で、中国自動車道は下関IC以東、九州自動車道は門司IC以南となっています(キロポストの標識などは中国自動車道の起点となる吹田JCTからの通算)。
橋の下には1日500隻〜700隻の船が行き交い、その汽笛と潮騒が調和した音は「日本の音100選」に選定。
関門橋(上り線)の門司港側(北九州市)には「めかりパーキングエリア」があり、関門海峡を一望にするレストラン、24時間営業の売店があります。
下り線では壇之浦パーキングエリア(下関市)があり、レストランと24時間営業の売店、宿泊施設が備わっています。
夜間はライトアップされ、幻想的な景色を目にすることができます(大晦日は特別ライトアップを実施)。
ライトアップは5月~8月は20:00〜23:00、11月~1月は18:0〜21:00、その他の期間は19:00〜22:00。
九州側にある遊歩道「めかり観潮遊歩道」から見上げる関門橋は迫力満点。
関門橋自体は高速道路のため、歩いて渡ることはできませんが、「めかりパーキングエリア」には歩いて訪れることもできます。
関門海峡には国道2号の関門国道トンネルが海底を通り、 全長780mの関門トンネル人道も用意されています(人道部分も国道です)。
門司港〜下関(唐戸桟橋)には、所要5分で本州と九州を結ぶ関門連絡船も運航しています。
関門橋 | |
名称 | 関門橋/かんもんきょう |
所在地 | 福岡県北九州市門司区門司〜山口県下関市壇之浦町 |
駐車場 | めかりパーキングエリア・壇之浦パーキングエリアなどを利用 |
問い合わせ | ネクスコ西日本九州支社 TEL:092-260-6111 |
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