サイトアイコン ニッポン旅マガジン

田川市石炭・歴史博物館

田川市石炭・歴史博物館

福岡県田川市伊田、筑豊炭田随一の規模を誇った三井田川鉱業所伊田坑の跡地に整備された石炭記念公園。園内にあるのが、昭和58年、「田川市石炭資料館」として開館した、田川市石炭・歴史博物館。筑豊炭田の歴史、さらには古代からの田川市の歴史を紹介するミュージアムです。

田川市の歴史、炭鉱の仕組みなどを詳しく解説

常設展示は、第1展示室(石炭産業の歴史)、第2展示室(山本作兵衛コレクション)、第3展示室(田川地方の歴史と民俗)。

所蔵資料のうち1万5000点が石炭関連資料で、石炭がどのようにしてできたのか、石炭をどうして採掘していたのか、映像や坑道のジオラマなどを使って、わかりやすく紹介しています。
また炭鉱での厳しい労働の様子(昭和8年までは、女性も炭鉱で労働)、悲惨な事故のことなども展示され、人々の生活になくてはならなかった筑豊炭田の、背景にあるさまざまな事情を詳しく学び取ることができます。

日本で初めてユネスコ世界記憶遺産に登録された炭坑記録画や日記からなる「山本作兵衛コレクション」697点のうち、627点を収蔵。

歴史考古資料としては、猫迫1号墳出土の日本最古級の馬形埴輪や甲冑形埴輪、セスドノ古墳から出土した遺物、天台寺跡(上伊田廃寺)から出土した日本一華麗な文様とされる新羅系瓦などを展示。

屋外展示場には実際に炭坑で使用されたロードヘッダー、自走枠、人車などの大型機械類や、復元炭坑住宅(産業ふれあい館)、蒸気機関車9600形59684号(保存車両)も展示されています(これだけの炭坑機械を一堂に集めた展示は、全国的にも珍しいとのこと)。
9600形59684号は、昭和49年12月17日、「田川線の蒸気牽引最終列車」を牽引、さらに昭和49年12月22日には「筑豊本線さよなら列車」(門司港ー飯塚)を牽引、筑豊本線最後の蒸気機関車となった記念すべきもの。

石炭記念公園では、炭坑節に「あんまり煙突が高いので♪」と歌われた伊田竪坑第一煙突、第二煙突と伊田竪坑櫓(いたたてこうやぐら)も見学可能。

復元炭坑住宅(産業ふれあい館)、背後は伊田竪坑櫓
9600形59684号
田川市石炭・歴史博物館
名称 田川市石炭・歴史博物館/たがわしせきたん・れきしはくぶつかん
所在地 福岡県田川市伊田2734-1
関連HP 田川市公式ホームページ
電車・バスで JR・平成筑豊鉄道田川伊田駅から徒歩5分
駐車場 20台/無料
問い合わせ 田川市石炭・歴史博物館 TEL:0947-44-5745/FAX:0947-44-5745
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

石炭記念公園

福岡県田川市伊田、筑豊炭田随一の規模を誇った三井田川鉱業所伊田坑の跡地に整備され、平成17年に開園したのが石炭記念公園。国の登録有形文化財に指定される伊田竪坑櫓(いたたてこうやぐら)と伊田竪坑第一煙突、第二煙突がシンボル的な存在に。公園内に

炭坑節発祥の地

福岡県田川市伊田、筑豊炭田随一の規模を誇った三井田川鉱業所伊田坑の跡地に整備され、平成17年に開園したのが石炭記念公園。その石炭公園が、炭坑節発祥の地。「あんまり煙突が高いので♪」と歌われる高さ45.45mの伊田竪坑第一煙突、第二煙突も現存

作兵衛トンネル

福岡県田川市伊田、平成筑豊鉄道・田川伊田駅横にある歩行者用のアンダーパスが、作兵衛トンネル。平成31年4月末にリニューアルされた田川伊田駅にあわせ、炭鉱絵師・山本作兵衛の作品(世界記憶遺産)をイラストレーター・黒田征太郎が内部の壁に描き、田

旧三井田川鉱業所・伊田竪坑櫓

福岡県田川市伊田、筑豊炭田随一の規模を誇った三井田川鉱業所伊田坑の跡地は石炭記念公園として整備されていますが、第一煙突、第二煙突とともにシンボル的な存在になっているのが、旧三井田川鉱業所・伊田竪坑櫓(きゅうみついたがわこうぎょうしょいだたて

旧三井田川鉱業所第一煙突・第二煙突

福岡県田川市伊田、筑豊炭田随一の規模を誇った三井田川鉱業所伊田坑の跡地に整備され、平成17年に開園したのが石炭記念公園。『炭鉱節』に「あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん 煙たかろ」と唄われた煙突は、旧三井田川鉱業所第一煙突・第二煙突とし

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了