福岡県北九州市八幡西区、長崎街道の黒崎宿南側に現存する貴重な松並木が曲里の松並木(まがりのまつなみき)。1kmにわたって6000本ほどの松が茂り、街道時代の面影を残しています。樹齢200~300年の老松は残念ながら数本しかありませんが、道幅4mほどの旧道の両側には昔ながらの土堤も現存。
長崎街道に残る貴重な松並木
狂歌師・大田南畝(おおたなんぽ=狂歌の号は蜀山人)の『小春紀行』には「坂を下るに赤土の岸あり。松の並木の中をゆくゆく坂を上り下りて、又坂を下りゆけば、左に黒崎の内海見ゆ」と記されています。
文化2年(1805年)に長崎奉行所の仕事を終え、江戸に向かった時の紀行文です。
600m続く並木のうち、310mの区間は北九州市の史跡に指定され、旧街道緑地として整備され、地元のボランティア組織「チーム松並木」が清掃活動、ライトアップイベントなどを行なっています。
曲里の松並木 | |
名称 | 曲里の松並木/まがりのまつなみき |
所在地 | 福岡県北九州市八幡西区岸の浦2-6ほか |
関連HP | 北九州市公式ホームページ |
電車・バスで | JR鹿児島本線黒崎駅から徒歩10分 |
ドライブで | 北九州都市高速道路黒崎ランプから約2km |
問い合わせ | 北九州市市民文化スポーツ局文化部文化企画課 TEL:093-582-2391/FAX:093-581-5755 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag