福岡県柳川市、川下りの舟で知られる柳川の掘割(クリーク)沿いに続く河畔に整備された全長800mの遊歩道が水辺の散歩道。昭和53年に国土庁(当時)の伝統的文化都市環境保存地区整備事業に指定され、昭和54年に整備された水辺の散歩道は、国土交通省の「日本の道100選」にも選定されています。
掘割沿いの800mが「日本の道100選」に選定される遊歩道
昭和53年に国土庁(当時)の伝統的文化都市環境保存地区整備事業に指定された翌年、パイロット事業で800mの遊歩道を整備し、昭和56年に4.1kmを歩行者専用道路としています。
そのうち、袋町から坂本町弥兵衛門橋までの800m(昭和54年整備)が水辺の散歩道と称する部分です。
水辺の散歩道には、うなぎ供養碑、長谷健文学碑文学碑も立っていますが、長谷健文学碑は、豆腐好きの故人にちなんで豆腐型というユニークな文学碑。
もともと、掘割は物資運搬の舟運にも使われていたため、本来は掘割、住居、道路という順の町割りでした。
柳川の川下りの舟がのんびりと周遊する掘割は、現在は掘割、道路、住居と往時とは違った空間になっているのです。
ちなみに、福岡県内にある選定の道は、東西軸トランジットモール(福岡市) 、槻田あおぞら通り(北九州市)と水辺の散歩道の3ヶ所です。
柳川・水辺の散歩道 | |
名称 | 柳川・水辺の散歩道/やながわ・みずべのさんぽみち |
所在地 | 福岡県柳川市本町 |
電車・バスで | 西鉄柳川駅から西鉄バスで市役所前下車、徒歩3分 |
ドライブで | 九州自動車道みやま柳川ICから約11km |
駐車場 | なし |
問い合わせ | 柳川市観光課 TEL:0944-73-8111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag