熱海に行くなら普通列車のグリーン車より新幹線のほうが安い!? その対策は!?

新幹線熱海駅

2024年3月16日のダイヤ改正で、普通列車・快速列車のグリーン車(自由席)の料金が値上げとなったため、近郊への旅行にグリーン車利用のハードルが少し高くなりました。これによって東京〜熱海(104.6km)のグリーン料金は1810円(Suicaグリーン料金1550円)に。新幹線特急料金(自由席)と逆転することに!

おすすめは全車指定席の特急「踊り子」

種別所要時間料金
普通列車のグリーン車
(自由席)
1時間53分
(東京駅9:32発・熱海駅11:25着)
通常料金1810円
Suicaグリーン料金1550円
特急「踊り子」
(指定席)
1時間20分/踊り子1号
(東京駅9:00発・熱海駅10:20着)
指定席特急料金1580円
東海道新幹線43分/こだま713号
(東京駅9:27発・熱海駅10:10着)
自由席特急券1760円

新しく設定された普通列車のグリーン料金は、通常料金で50キロまで1010円、100キロまで1260円、150キロまで1810円、Suicaグリーン料金が50キロまで750円、100キロまで1000円、150キロまで1550円。
これまでは51キロ以上の遠距離は、同料金で平日・事前料金(1000円)、休日・事前料金(800円)だったため、土休日に熱海に行く場合なら、事前料金の800円からSuicaグリーン料金でも1550円に750円アップとほぼ倍増することに!

東京〜熱海は特急「踊り子」(全車指定席)の指定席特急料金は1580円なので、通常料金での乗車なら特急利用のほうが230円安いことに(Suicaグリーン料金の場合でも30円しか違いがありません)。
東海道新幹線「ひかり」、「こだま」で東京〜熱海は1760円なので、通常料金なら新幹線利用のほうが安いという逆転現象が起きています。

ファミリーなどの場合、少しでも安く旅したいという人は、品川でグリーン車に乗車する(着席できないケースがあります)、あるいは湯河原でグリーン車から普通車に移るという手もあります。

結論からいえば、座れるかどうかをヤキモキするよりは、東京〜熱海は特急「踊り子」の指定席というのがおすすめです。

特急「踊り子」
特急「踊り子」
特急「踊り子」
特急「踊り子」は窓も広く、眺めもいいのが特徴
熱海に行くなら普通列車のグリーン車より新幹線のほうが安い!? その対策は!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
E257系特急踊り子

どっちが乗り得? 特急列車と普通列車のグリーン車

2024年3月16日に普通列車のグリーン車の料金が見直され、ホリデー料金が廃止、101km以上は実質値上げとなります。東京〜湯河原は99.1kmで、その先、熱海は100kmオーバーに。熱海まで行くなら、特急列車(指定席)と普通列車のグリーン

グリーン車

2024年3月16日、首都圏の普通列車グリーン料金が実質値上げに!

JR東日本では、2024年3月16日のダイヤ改正で、首都圏で運転している普通列車のグリーン料金の変更が行なわれます。IC化、チケットレス化を進めるため、購入区分をこれまでの「事前料金」、「車内料金」から、購入方法による「Suicaグリーン料

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ