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小平の里(鍾乳洞エリア)

小平の里(鍾乳洞エリア)

小平の里(おだいらのさと)は、群馬県みどり市の大間々地区にある自然体験エリア。鍾乳洞エリアには、古老の言い伝えをもとに昭和59年に発見された小平鍾乳洞を中心に、湿生植物園、食事処「狸穴亭」、物産販売所の「ふれあい館」があります。小平鍾乳洞は、みどり市の天然記念物に指定。

明治7年に発見され、その後「幻の鍾乳洞」に

明治7年2月8日に、当時の大間々村で石灰岩の採掘中に偶然発見され、その後、岩屋参観料を徴収して見学させたところ多くの見学人を集めましたが何らかの理由で埋没し、いつしか言い伝えのなかに眠る「幻の鍾乳洞」に。
その後、何回か探索されましたが発見に至らず、昭和59年に『岩屋参詣人名記』、『岩穴くどき』といった古文書があいついで発見され、伝説の鍾乳洞の実在が証明され、10月24日ついにその場所が明らかになったのです。
明治大学地底研究部が小平鍾乳洞の洞内を調査し、ヘリクタイトやヘリグマイトといった曲り石、ボックスワーク(洞窟の天井部などに形成される底のない箱状の鍾乳石)といった珍しい二次生成物があることが判明、一躍注目されることに。

足尾帯に属する足尾山地で、中生代三畳紀のコノドントが発見されたことから、それまで考えられていた古生代ペルム紀(二畳紀)ではなく中生代三畳紀を中心とする地質だと推測されています。

鍾乳洞は、全長93mの観光洞で、洞内の気温は年間を通じて13度~15度と一定。
真夏は涼しく、真冬は暖かく感じる避暑避寒スポットにもなっています。
鍾乳洞、湿生植物園の共通入場券を販売され、湿生植物園の見学もできます。

湿生植物園などでは4月の桜、カッコウ草、5月にはシャクナゲ、6月はアジサイ、アヤメ、ショウブが、8月〜9月にはサルスベリ、そして冬にロウバイが咲きます。

少し北側には水遊びが楽しめる小平の里(親水公園エリア)があり、野口水車保存館が建っています。

群馬県の鍾乳洞としては群馬県の天然記念物に指定される不二洞(多野郡上野村)が洞内延長 2.2km、関東最大の規模を誇っています。

小平の里(鍾乳洞エリア)
名称 小平の里(鍾乳洞エリア)/おだいらのさと(しょうにゅうどうえりあ)
所在地 群馬県みどり市大間々町小平445
関連HP 小平の里公式ホームページ
ドライブで 北関東自動車道桐生ICから約22km
駐車場 80台/無料
問い合わせ 小平の里管理事務所 TEL:0277-73-2006
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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