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半田運河の鯉のぼり|2024

半田運河の鯉のぼり

2024年4月13日(土)~5月12日(日)、愛知県半田市で、『半田運河の鯉のぼり』が行なわれます。半田運河に50匹以上の鯉のぼりが優雅に泳ぎ、18:00~22:00にはライトアップも実施。平成15年に始まったこのイベントも今では半田の春の風物詩になっています。

半田の隆盛を支えた半田運河に鯉が泳ぐ

半田運河(十ヶ川)は、江戸時代、知多半島から江戸へ日本酒など運んだ知多廻船の拠点でもあり、今もミツカングループの黒塀が往時のままに残されています。
まさに半田、そしてミツカンの隆盛を支えた運河で、運河沿いには遊歩道も整備されています。

19世紀、日本酒価格の下落、江戸への流入酒の増加で、知多の酒に危機が訪れた際、ミツカンの創業者、初代中野又左衛門(なかのまたざえもん)が酒造りの工程で生み出される大量の酒粕を有効利用して、本格的な粕酢造りを始めたのが酢醸造の始まり。
この粕酢が当時江戸で流行していた「早すし」にピッタリとマッチし(米酢よりも安価で美味しい)、酒造業から別の醸造業へ転換する家が増えましたが、こうした業種の転換を支えた流通の起点が、この半田運河です。

かすかに漂うお酢の香りは、愛知県下で環境省から唯一「かおり風景100選」にも選定されています。

半田運河の鯉のぼり|2024
開催日時 2024年4月13日(土)~5月12日(日)
所在地 愛知県半田市新栄町
場所 半田運河
関連HP 半田市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR武豊線半田駅から徒歩7分、名鉄河和線知田半田駅から徒歩12分で源兵衛橋
ドライブで 南知多道路半田ICから約5km
駐車場 蔵のまち東駐車場(247台/無料)
問い合わせ 半田市観光協会 TEL:0569-32-3264
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

半田運河

愛知県半田市を流れる知多半島最大の河川、十ヶ川(じゅっかがわ)の河口部分に開削された運河が半田運河。江戸時代に半田は酒や酢の醸造で繁栄しましたが、江戸に輸出する半田湊が十ヶ川からの土砂の堆積のため、元禄年間(1688年〜1704年)に運河を

半田蔵の町並み(ミツカン工場群)

愛知県半田市、半田運河沿いに続くのが半田蔵の町並み(ミツカン工場群)。国道247号の半田大橋から南に続く川のような半田運河沿いに黒板囲いの蔵が続く、「蔵の町」と呼ばれる半田の中心地。古来から盛んだった醸造業や繊維業が今へと受け継がれています

國盛・酒の文化館(中埜酒造)

愛知県半田市、黒板囲いの蔵が軒を並べる半田運河沿い源兵衛橋と新橋の間にあるのが中埜酒造(なかのしゅぞう)。弘化元年(1844年)創業で『國盛』(くにざかり)の銘柄で有名な蔵元、中埜酒造は、かつて使われていた蔵を博物館に再生、それが國盛・酒の

 

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