サイトアイコン ニッポン旅マガジン

妙高山「跳ね馬」の雪形

妙高・跳ね馬

雪形(ゆきがた)とは、春に山腹に残雪と黒い岩肌とのコントラストで、鳥や馬の形が現れ、農耕開始の指針にするもの。駒ヶ岳、蝶ヶ岳、農鳥岳などの山名はこの雪形に由来するものがほとんど。妙高山では、妙高市側から眺める「跳ね馬」が有名で、例年、4月中旬頃になるとこの「跳ね馬」が現れます。

例年、GW頃に「跳ね馬」が現れる!

妙高山と神奈山が重なって見え、神奈山に「跳ね馬」が現れます

「妙高の跳ね馬」は、頸城平野一円から見ることができる雪形で、誰が見ても馬に見えるほど完成度も高く、実際に、今でも農業の指針にされています。
ただし、農耕に牛を使っていた時代には、牛形ともいわれていたようで、明治34年に刊行された『越後頸城郡誌稿』(日高田藩士・荘田直道編)にも「明光山ノ牛形」と記されています。

「跳ね馬」は、妙高山(2454m)の北側にある、外輪山のひとつ神奈山(かんなさん/1908.9m)の北東側中腹に出現するので、妙高市の新井・矢代周辺からなら、4月中旬〜ゴールデンウィーク頃にバッチリと確認することができます。

妙高山「跳ね馬」の雪形
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

富士山「農鳥」雪形

春の農作業開始の目安にしたという雪形。北アルプス白馬岳の代掻き馬(しろかきうま→代馬→白馬)が有名ですが、富士山にも農鳥(のうとり)といわれるまさに農業の目安になる鳥が現れます。例年、5月中旬頃、富士山の山梨県富士吉田側から視認でき、例年、

五竜岳「武田菱」の雪形

北アルプス、後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)の五竜岳。遠見尾根には白馬五竜テレキャビンが架かっていますが、その五竜岳の山頂に4月上旬から5月中旬と比較的に長い期間現れるのが「武田菱」の雪形。「武田菱」とは、菱形四つを菱形に組み合わせた、

白馬岳「代掻き馬」の雪形

北アルプスの名峰・白馬岳(しろうまだけ/2932.5m)。標高こそ3000mに満たないものの、冬場の厳しい気候などを反映して白馬大雪渓などの雪渓が多く、アルピニスト憧れの山のひとつに。その白馬岳の「白馬」という名の由来になったのが、山頂の横

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了